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SESの単価相場はどれくらい?単価を決める要因や上げ方

SESの単価相場はどれくらい?単価を決める要因や上げ方

最終更新日:2026.02.13

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これからSESへの転職を考えている方や、すでにSESとして働かれている方の中には、SESの単価について気になっている方が多く見られます。本記事ではSESの単価相場について解説しつつ、単価が決まる要因や単価アップの必須要素など、数年後に後悔しないためのキャリアパスも提示します。

また、キッカケエージェントでは優良SES企業の紹介や応募書類の添削、面接対策などのサポートで後悔しない転職が可能です。SESとして単価を上げたい方や、キャリアアップを本気で考えている方はご相談ください。

SESの単価相場

SESの単価相場

プログラマの単価相場は月30~70万円

単価相場工程業務内容
30~40万円テスト、改修・既存コードの修正・保守
・単体テスト
40~50万円開発・詳細設計書に基づくコーディング
・結合テスト
50~60万円詳細設計~実装・詳細設計
・開発効率化の提案
60~70万円基本設計~実装・基本設計
・コードレビュー
・若手指導

プログラマの単価相場は月30~70万円が一般的です。設計書をもとに実装を行うことがメインですが、使用する言語やフレームワークへの習熟度によって評価が変わります。

現場では開発だけでなくテストや保守まで一貫して担当するケースも多く、品質と効率を両立できるエンジニアは重宝されます。未経験から最初数年の経験では30万円台に留まることもありますが、モダンな技術スタック(React, Go, AWSなど)への対応力を磨くことで、70万円に近い水準まで市場価値を高めることが可能です

実務経験の積み重ねに加えて、市場のニーズを意識したスキル更新が安定した収入に直結します。

システムエンジニア(SE)の単価相場は月50~90万円

単価相場工程業務内容
50~60万円詳細設計~開発・詳細設計書の作成
・コーディング補助
・テスト仕様書の作成
60~70万円基本設計~詳細設計・基本設計書の作成
・シーケンス図の作成
・ER図の作成
・実装チームへの指示
70~80万円要件定義~基本設計・顧客ヒアリング
・要件定義補助
・基本設計レビュー
・進捗管理
80~90万円要件定義~上流全般・要件定義主導
・アーキテクチャ設計
・顧客折衝
・プロジェクト全体の技術統括

システムエンジニアの単価相場は月50万~90万円が目安です。クライアントの要望を整理し、要件定義や設計などの上流工程を担います。プログラミングスキルに加え、顧客と開発チームを繋ぐ高いコミュニケーション能力やドキュメント作成能力が求められます。

クラウド(AWS/Azure/GCP)やセキュリティなど専門性の高い領域に精通していると、月90万円に近い市場価値を持つことも可能です

キッカケエージェントの支援実績においても、上流工程の経験を積み、技術選定から関われるエンジニアは正社員としての年収提示額も大きく向上する傾向にあります

プロジェクトマネージャー(PM)の単価相場は月60~120万円

単価相場工程業務内容
60~80万円小規模案件管理・工数や進捗管理
・課題整理
・ベンダー調整
・テスト計画補助
80~100万円中規模案件管理・要件定義レビュー
・基本設計段階の調整
・複数チームのタスク管理
・品質保証
100~120万円大規模案件管理・要件定義主導
・プロジェクト計画策定
・コスト見積と予算管理
・プロジェクトの全体管理

プロジェクトマネージャー(PM)の単価相場は非常に高く、月60~120万円が一般的です。プロジェクトの立案から進捗管理、リソース配分、リスクコントロールまで幅広い業務を担当します。技術への深い理解に加え、クライアントやステークホルダーとの高度な折衝能力・リーダーシップが不可欠です。

責任範囲が広くプレッシャーも大きい職種ですが、大規模プロジェクトの完遂経験を重ねることで市場価値は飛躍的に高まります。 近年では、アジャイル開発の導入支援や、DX推進に伴う組織変革をリードできるPMの需要が急増しており、スキル次第で年収1,000万円を超える好条件での転職を実現できる可能性も広がっています。

キッカケエージェントでは、将来的にPMを目指すエンジニアの方や、さらなる大規模案件でマネジメント力を試したいPMの方に対し、個々のキャリアステップに最適な求人のご提案や選考対策をサポートしています。

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SESの単価を決める要因

SESの単価を決める要因

経験年数

経験年数単価相場
~3年未満30万~60万円
3~7年未満60万~90万円
7年以上90万~120万円以上

SESの単価は、実務経験が3年を超えたあたりから大きく上昇する傾向にあります。

3年未満の若手層は、主に実装やテスト工程を通じて基礎を固める時期であり、単価も30万〜60万円程度が一般的です。 一方で、3年を超えた中堅層になると、詳細設計や技術選定を一人で任されるようになり、市場価値が急騰します。この段階でモダンな技術スタック(Go, TypeScript, AWS等)の経験があると、単価80〜90万円クラスの案件に参画することも珍しくありません。

7年以上のベテラン層では、開発スキルに加えてプロジェクト全体のマネジメントや顧客折衝能力が求められます。責任範囲が広がる分、スキルや実績次第では月120万円を超えるような評価を得ることも純分に可能になります。

スキル・領域

職種主なスキル単価相場
フロントエンドエンジニアHTML/CSS、JavaScript、React、Vue.js50万~90万円
バックエンドエンジニアJava、Python、Ruby、PHP、Go50万~95万円
インフラ・クラウドエンジニアLinux、Windows、AWS、Azure、Docker、IaC45万~95万円
プロジェクトマネージャー(PM)プロジェクト計画の策定、進捗管理、顧客折衝60万~120万円

バックエンドエンジニアは、JavaやPHPといった定番言語に加え、GoやPythonによるマイクロサービス開発などの経験があると、上限95万円に近い高単価を狙いやすくなります。フロントエンド領域では、ReactやNext.jsをベースとした大規模開発の経験が安定した需要に繋がります。

近年特に単価が上昇しているのがクラウドエンジニアです。従来のサーバー構築だけでなく、AWS等のクラウド環境での設計やコンテナ化、自動化技術(IaC)に精通しているエンジニアは非常に希少価値が高く、高待遇で迎えられる傾向にあります。

また、AWS認定資格やIPAの情報処理技術者試験などの資格を実務実績と掛け合わせることで、自身の専門性を客観的に証明でき、単価交渉の強力な武器となります。

地域・会社の規模

地域や会社の規模も単価を左右します。東京や大阪などの首都圏や都市部は案件数が多く、高単価案件に出会いやすい環境です。特に東京ではIT需要が集中しているため、同じスキルでも地方より20~30%程度単価が高い案件に参画できるケースがあります

逆に地方では求人自体が少なく、単価も抑えられがちです。会社規模に関しては、一般的に大手の方が条件は良くなります。キャリアアップを意識する場合、勤務地域と所属する会社の規模感も見極めて選択しましょう。

商流の深さ

商流の深さは単価や年収にダイレクトに影響する要因です。一次請けや二次請けであれば、マージンの発生回数が少ないため、その分エンジニアに還元される報酬も高くなります。

具体的には、三次請け以降が中心の企業から、一次・二次請けをメインとする企業へ転職するだけで、年収が100万〜150万円(月額換算で8万〜12万円程度)アップすることも珍しくありません。スキルが同じでも「どの商流で働くか」という企業選びだけで、単価・年収差が生まれるのがSES業界の特徴です。

現在SESで働いていて「スキルは見合っているはずなのに、なかなか単価や年収が上がらない」と感じている方は、自社が保有している案件の多くがどの商流に位置しているかを確認してみましょう。商流が深い(下請け構造の末端に近い)環境にいる場合、個人の努力だけでは年収を上げるのが難しい構造的な問題があるかもしれません。

条件の良い案件を豊富に持つ企業へ移ることは、環境改善に向けた非常に有効な手段といえます。

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正社員SESとフリーランスSESの単価比較

正社員SESフリーランスSES
単価相場40万~80万円70万~130万円
メリット雇用・給与の安定、福利厚生(社会保険)、技術習得に専念できる専門スキルに応じた高単価、案件の選択肢が広い、契約更新時の交渉
デメリット急激な年収アップが難しい、会社都合の案件アサインがある収入の不安定さ、確定申告・事務作業の負担、社会保険料の全額自己負担

正社員SESの単価相場

正社員SESの単価は月40万~80万円前後が中心です。経験年数やスキルによっては80万円を超えるケースもありますが、フリーランスと比較すると上限は低めに設定されます。正社員の場合、単価がそのまま給与になるわけではなく、一般的には単価の50~65%程度が基本給や諸手当として還元されるケースが多いでしょう。

正社員SESのメリットは、安定した給与に加えて、社会保険や有給休暇など福利厚生が整っている点です。営業活動や契約管理を会社が代行するため、エンジニアは技術研鑽に集中できます。一方で、給与改定は会社の評価制度に基づき年単位で行われることが多く、フリーランスほどの即時的な収入反映は期待しにくい側面があります。

フリーランスSESの単価相場

フリーランスSESは月70万~130万円が相場で、特定の技術や上流工程の専門スキルを持つ方は150万円を超えるケースもあります。最大の強みは単価上限が高く、直接交渉により市場価値がダイレクトに報酬へ反映されるため、早期に年収1,000万円以上を実現できる可能性が高いのが魅力です。

ただし、額面の単価が高くても、そこから社会保険料や税金などを考慮すると、実質的な手残りは正社員の1.2〜1.3倍程度に留まることも少なくありません。また、営業活動や確定申告などの事務作業もすべて自身で行う必要があります。

将来的にフリーランスとして独立を視野に入れている方であっても、まずは正社員として上流工程の経験を積み、市場価値を固めることがリスクを最小限に抑える近道です。

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SESとして単価を上げるためにやるべきこと

SESとして単価を上げるためにやるべきこと

需要が高いスキルや資格を取得する

領域代表スキル市場需要
AI/データPython / SQL /  機械学習 / データ解析★★★★★
インフラ、ネットワーク、
セキュリティ
Linux, / Windows Server / TCP/IP / ファイアウォール設定 / セキュリティ設計★★★★★
クラウドAWS / Azure / GCP / コンテナ(Docker/Kubernetes)★★★★☆
フロントエンドJavaScript / TypeScript /  React / Vue.js★★★★☆
バックエンドJava / PHP / Python / Ruby / Go★★★★☆

単価を上げたいなら、市場で求められているスキルを意識的に習得しましょう。特にAI、クラウド、セキュリティは年々需要が拡大しており、単価アップにつながる可能性が高いです。AWSやAzureなどのクラウド系資格は即戦力を示す材料として有効ですし、情報処理安全確保支援士やデータベーススペシャリストなどの国家資格も信頼性を高めます。

また、フロントエンドとバックエンド、開発とインフラといった複数領域のスキルを掛け合わせると、希少価値が増して評価が高まります。幅広い知識を持ちながらも、自分の専門領域をひとつ決めて深められると理想的です。

商流の浅いSES企業を狙う

SESで単価が上がらない大きな理由は商流の深さです。下請けを何層も挟むと中間マージンが増え、エンジニアの手取りは目減りします。そのうえ、参画できる工程もテストや保守など下流に偏りやすく、スキルを磨く機会が限られます。

だからこそ商流が浅く、エンド直請けに近いポジションのSES企業を選ぶべきです。商流の浅いSES企業では単価が高くなるだけでなく、案件ガチャといった概念自体が少なく要件定義や設計など上流工程に携わるチャンスも広がります。キャリアを本気で伸ばしたいなら、安易に企業を選ばず、どのようなポジションでどのような経験を詰めるか吟味しましょう。

転職エージェントを活用する

単価を上げる近道として、転職エージェントの活用は欠かせません。SES企業の内情や商流の深さは、外から見ただけでは分かりにくい部分です。そこで転職エージェントが持つ内部情報を活用すれば、優良SES企業を効率的に選べます。

履歴書の添削や面接対策を受けながら、選考をスムーズに進められる点も大きなメリットです。さらに、キッカケエージェントでは数年後を見据えたキャリアプランニングまでサポートします。短期的な単価アップだけでなく、将来の市場価値を高めるための戦略を一緒に描ける点が弊社の強みです。

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SESからのキャリアプラン

SESからのキャリアプラン

特定の技術分野の専門性を深めたスペシャリスト

特定分野に特化したキャリアを歩みたい方は、AWSやセキュリティ、ネットワーク、データベースなどの領域をひとつ選び、案件と資格で実績を積み重ねましょう。OSS活動や技術ブログ、登壇を通じて外部に発信すれば、専門家としての認知も高まります。

クラウド設計やセキュリティ対策など高単価領域を意識的に狙うのも重要です。専門性を深めれば高額案件やフリーランス独立にも有利です。ただし、ニッチすぎる領域に絞りすぎると、技術トレンドの交代時に汎用的な案件へスライドしにくくなるリスクも念頭に置いておきましょう。

幅広い技術を扱うバックエンド+クラウド・インフラ

バックエンドの開発スキルに加え、クラウドインフラ(IaCやコンテナ化)の知識を兼ね備えたエンジニアは、現在の転職市場で高く評価される層のひとつです。 実際に、バックエンドエンジニアがクラウド設計・運用の実務経験を1年程度積むだけで、正社員転職時の提示年収が80万〜150万円ほど跳ね上がるケースは珍しくありません。開発と運用の両面を理解し、システム全体を俯瞰して最適化できる人材は、SRE的な役割としても需要が絶えないためです。

一方で、フロントエンドのスキルを足した場合は、単価の上昇幅は年収換算で30万〜50万円程度に留まる傾向があります。キャリアの安定性と高年収を最短で狙うなら、バックエンドとクラウド・インフラ経験を組み合わせる方向性が非常に強力です。

マネジメントやITコンサルタントなどの上流工程

プロジェクトの根幹に関わりたい方は、要件定義やプロジェクトマネジメント(PL/PM)への転換が有力な選択肢です。PMPや情報処理技術者試験の資格取得を目指しつつ、現場では顧客折衝やベンダーコントロールの経験を積極的に積むとよいでしょう。

また、SIerや事業会社の情報システム部門など、より経営に近い立場でのキャリアも開けます。マネジメント職は年収レンジが1,000万円を超えるケースもあり、技術の第一線を退いた後も長く活躍できるのが強みです

ただし、プロジェクトの成否や予算、人間関係の調整による責任とプレッシャーは大きくなります。若手のうちは、まずエンジニアとしてチームをまとめる経験から段階的にステップアップするのが現実的です。

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SESの単価に関するよくある質問

SESの単価に関するよくある質問

SESでは単価交渉が可能?

フリーランスSESの場合、単価交渉はほぼ必須のプロセスです。契約更新や新規参画時にスキルや市場相場を踏まえて交渉することで、年収は大きく変わります。

一方、正社員SESの場合は基本的に「単価交渉=給与改定の直談判」となります。会社の評価制度によって異なりますが、自身の参画単価が上がった実績や、取得した資格による専門性の向上をエビデンスとして提示することで、昇給を勝ち取りやすくなります。

ただし、自分自身の適正単価を客観的に把握するのは容易ではありません。もし現職での交渉が難しい、あるいは正当に評価されていないと感じる場合は、転職エージェントへの相談が有効です。

キッカケエージェントでは、膨大な成約データに基づいた「あなたの適正年収」を算出し、より好条件で正当に評価される企業へのキャリアチェンジをサポートします

SESの将来性と単価の推移予測は?

IT人材不足の深刻化と企業のDX投資の拡大により、SES市場の需要は今後も堅調に推移すると予測されます。特にAI実装、クラウド移行、サイバーセキュリティ対策などの専門領域に精通したエンジニアの価値はさらに高まり、単価の上昇傾向は続くでしょう。

一方で、スキルの二極化による報酬格差が広がりつつあります。レガシーな技術に留まったり、テスト工程などのルーチンワークのみを繰り返したりする環境では、単価が伸び悩むだけでなく、将来的な案件確保のリスクも高まります。長期的に高単価を維持するためには、常に最新の技術トレンドをキャッチアップし、上流工程やモダンな開発環境の実務経験を戦略的に積み重ねていく姿勢が不可欠です。

まとめ

SESの単価は「経験年数」「スキル・領域」「地域や会社規模」「商流」によって大きく左右されます。特にキャリアの初期に小規模かつ商流の深い企業へ入社すると、単価が低いだけではなく上流工程を経験できず、将来的なキャリア形成で不利になるリスクがあります。

だからこそ、エンジニアとしてのキャリア選択は非常に重要です。私たちキッカケエージェントでは、単なる求人のご紹介に留まらず、IT業界の最新トレンドに基づいた「数年先を見据えたキャリア設計」を支援しています。SESエンジニアとしての理想的なキャリアパスを築くことは十分に可能です。

今の環境に漠然とした不安がある方、あるいは長期的に市場価値を高めていきたいと考えている方は、ぜひ一度ご相談ください。

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IT菩薩モロー

この記事を監修した人

毛呂 淳一朗 「IT菩薩モロー」

YouTubeでITエンジニアの転職やキャリアに関する情報を発信するキャリア系インフルエンサー。YouTubeチャンネル登録者数は3.4万人(2025年4月時点)。

エンジニア採用担当としての経験も豊富で、企業が求める人材や視点も熟知。その経験を活かし、現在はITエンジニア特化のキャリア支援企業「キッカケエージェント」を立ち上げ、月間120人のITエンジニアと面談を行う。エンジニアのキャリア志向と企業課題の解決を両立する最適な人材紹介を提供。

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