ITエンジニア転職用|履歴書・職務経歴書のテンプレートと書き方

ITエンジニア転職用|履歴書・職務経歴書のテンプレートと書き方

2025.06.16

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履歴書・職務経歴書は求職者と企業の最初の接点です。求職者のエンジニアとしてのスキルがどれだけ優れていても、履歴書・職務経歴書の書き方が悪ければ魅力を伝えられず、その後の採用活動にも影響します。

この記事では、履歴書・職務経歴書をつくるときの注意点やポイント、自己流ではなくエージェントのテンプレートを推奨する理由などを解説します。フォーマットでは自分のオリジナリティを出して失敗するケースが散見されるため、作成の際は以下で伝えるポイントを押さえておきましょう。

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テンプレートの選び方のポイント

一般的に履歴書はフォーマットが決まっています。インターネット上でダウンロードでき、手書きであれば文具店などで用紙を購入できます。

一方で、職務経歴書の作成は応募者側の自由度が高い点が特徴です。しかしフォーマットなしで1から作成するのは手間がかかり、効率的ではありません。

職務経歴書に関してもインターネット上で数多くのテンプレートを入手できますが、エンジニアの転職活動の場合は、以下の3点に注意しましょう。

エンジニア向けのものを選ぶ

職務経歴書をインターネット上で検索すると、さまざまな職務経歴書が見つかります。その中でもエンジニア向けのフォーマットを使用することで、エンジニアとしてのスキルや関わったプロジェクトを記入しやすくなります。

自分のポジションに合っているか

可能であれば、アプリ開発エンジニア向け、インフラエンジニア向け、社内SE向けなど、自分のポジションに合ったフォーマットを選びましょう。

職務経歴書の種類をチェック

職務経歴書のテンプレートは主に「編年体」「逆編年体」「キャリア形式」の3つの種類があります。以下でそれらの特徴について解説します。

編年体

編年体

編年体形式の職務経歴書は履歴書の学歴・職歴欄と同じように、時期の古い順から記載する形式です。編年体のメリットは、時間順に応募者の成長過程を追える点です。また、履歴書も同じ形式で書かれているため、採用担当者が照らし合わせながら確認しやすい利点があります。

編年体のデメリットは、社会人経験が長い応募者の場合、最新の状態が一番下に記載されているため直近のスキルが一目でわかりにくい点です。新卒や第二新卒の場合には編年体がおすすめですが、職歴が長い方の場合は次に紹介する逆編年体で自分の現状を一番上に記載してアピールすると良いでしょう。

逆編年体

逆編年体

逆編年体は、編年体とは逆に最新の状態から過去に遡る形式です。逆編年体のメリットは、最新の状態や直近のスキルが一番上に記載されるため、自身の強みや経歴をアピールしやすい点です。

逆編年体のデメリットとしては、履歴書の職歴欄と形式が異なるため採用担当者によっては見にくいと感じる場合があります。

キャリア形式

キャリア形式

キャリア形式は、自分の経歴をアピールしたい順番でジャンルに分けて記載する方法です。専門性の高い職種などでの応募の場合、自分の強みを的確に伝えられます。一方で時系列がバラバラになるため、応募者の成長プロセスやストーリーが伝わりにくい点がデメリットです。

キッカケエージェントでは、エンジニアの転職用にオリジナルで作成した「履歴書・職務経歴書テンプレート」を配布しています。転職希望のエンジニアはぜひご活用ください。

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履歴書作成のポイント

転職活動において作成する書類のうち、まずは履歴書作成のポイントを紹介します。作成する際は以下の5つの要点を押さえましょう。

応募企業に向けた履歴書にする

履歴書に記載する項目のうち、氏名や住所、連絡先、学歴、職歴は応募企業がどこであっても記載内容は変わりませんが、志望動機や自己PRの欄は応募企業に合わせて書き方を変えましょう。

次項で詳しく説明しますが、自己PRを目的とした職務経歴書と比べて履歴書は全体的に端的に記載するべきです。しかし簡潔な文章の中にも、応募企業の課題解決に貢献したい、自分のスキルや経験を役立てたいという思いを込めて記載しましょう。

そのためには前もって志望企業について研究したり、カジュアル面談を通じて応募企業の困りごとなどを聞いたりする努力も必要になります。

企業分析やカジュアル面談のポイントは以下の記事にまとめているので、あわせてご覧ください。

履歴書と職務経歴書の違いを押さえて作成する

転職活動における履歴書と職務経歴書には、異なる役割や目的があります。履歴書を作成する際は、その違いを意識する必要があります。

結論からいえば、履歴書は応募者のプロフィールを客観的な事実に基づいて端的に紹介するものです。一方、職務経歴書は応募者の職歴や経験、強みなどを伝えることで、自分が企業にとって有用な人材であるとアピールするものです。

履歴書と職務経歴書には「職歴」「自己PR」「保有資格」など共通する項目もありますが、目的の違いを意識することで採用担当者により効果的にアピールできます。

例えば、職務経歴書では担当したプロジェクトについて具体的な記載が求められ、各プロジェクトで自分がどのように関わり、どのような結果を出したのか記載します。しかし、履歴書ではそこまで詳しい記載は必要なく、端的に事実を記載することが重要です。

具体的なエピソードを考えておく

履歴書での記載は端的であるべきですが、抽象的な内容ではうまく伝わりません。自己PRや志望動機などの欄には、根拠となる具体的なエピソードを簡潔に含めるようにすると、エンジニアとしての強みや意気込みが伝わりやすくなるでしょう。

ただしアピールポイントが多すぎると、かえって採用担当者に響きにくくなるため、具体的なエピソードは各項目で1つに絞りましょう。

正確に記入する

履歴書の役割が応募者のプロフィール紹介である以上、最も重視すべきなのは正確性です。例えば、職歴に関しては以下のような点を意識します。

  • 会社の正式名と支社名まで書く
  • 社名は略さず「株式会社〇〇」のように正式名称で記載する
  • 派遣、業務委託、契約社員などの職歴は雇用形態も正確に記載する
  • 派遣社員の職歴を記載する場合は「派遣元の会社」「派遣先の会社」「業務内容」「派遣期間」の4つを記載する
  • アルバイトや短期の雇用の場合、転職活動においては重視されないことが多いため、社会保険の加入対象とならないような短期アルバイトは記載しなくても良い。ただし、面接時に聞かれた場合にはきちんと説明できるようにしておく。
  • 自己都合の退職以外の場合は「出産のため退職」「会社業績不振による希望退職」など事実通りに記載する

メールアドレスを記載する

応募者が自身で送付している場合は必要ありませんが、エージェント経由で提出する場合はメールアドレスの記載が必須です。連絡先欄に必ず記載しておきましょう。

キッカケエージェントでは無料のキャリア相談を実施しています。履歴書・職務経歴書の書き方についてプロに相談したい方はお気軽にお問い合わせください。

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職務経歴書作成のポイント

職務経歴書の作成においても、押さえるべきポイントがあります。主な5つのポイントについて解説するので、把握したうえで作成に取り掛かりましょう。

自己流は避ける

なかにはNotionやMarkdownを使って職務経歴書を作成する方がいます。しかし、一般的なフォーマットに比べて記入欄が少なくなったり、見慣れないフォーマットであるため、採用担当者にとって読みづらくなったりするケースがあります。

採用担当者はExcelやWordで作成され、PDF化された書類を見る機会が圧倒的に多いため、自己流にこだわるのではなく、一般的なフォーマットの使用がおすすめです。また、転職の専門家であるエージェントが作成したフォーマットの活用も有効です。

SESのスキルシートでは伝わりづらい

SESのスキルシートを職務経歴書として使うことはおすすめしません。スキルシートの形式は、応募者が過去のプロジェクトで工夫したこと、努力したことなどの記入が難しいからです。

特に事業会社の場合、採用担当者はまさに応募者の主体的な取り組みについて知りたいと考えています。SESのスキルシートでは、自分の魅力を最大限に表現しにくいといえます。

「やったこと」ではなく「達成したこと」を書く

職務経歴書ではエンジニアとして「やったこと」を羅列するだけでは採用担当者に対するアピールになりません。例えば、以下のような書き方では不十分です。

(担当フェーズ)
詳細設計、開発、テスト、運用保守

(業務内容)
・ユーザーインタフェース設計
・単体テスト、結合テスト
・保守メンテナンス

エンジニアとして設計、開発、テスト、運用保守をするのは当然であり、これだけではチーム内で果たした役割や、どのように意思決定して課題を解決したのか、明らかではありません。

次のように具体的に「達成したこと」を書きましょう。

プロジェクト:Webアプリケーションのパフォーマンス最適化

(達成内容)
概要:Webアプリケーションの読み込み速度を改善するために、コードベースのリファクタリングとキャッシング機構を導入。
成果:ページのロード時間を50%短縮し、月間リテンション率を25%向上。
使用技術:React, Node.js, Redis
インパクト:システムのスケーラビリティ向上により同時接続ユーザー数が2倍に増加し、ビジネスチャンスが拡大。

ただし、達成したことや具体的な数値を職務経歴書に記載しようと思っても、準備していないとなかなか思い出せないでしょう。そのため今すぐ転職を考えていない方でも、エンジニアとして具体的な成果を出した際には、メモなどに都度記録を残すことをおすすめします。

読み手を意識する

職務経歴書の役割が自己アピールであることは前述の通りですが、あまりにも自分軸が強い自己アピールは、採用担当者の心に響きません。

自己アピールといっても強烈に自己主張すれば良いわけではなく、自分が志望企業にとってどれだけ有用な人材なのか理解してもらおうとする姿勢が重要です。その点を踏まえると、採用担当者の気持ちになって職務経歴書を作成する大切さが理解できるでしょう。

例えば募集内容に合致しないアピールは避け、採用担当者が毎日膨大な数の職務経歴書に目を通していることを踏まえて、読みやすい文章を心がけるべきです。具体的には、何度も読み込まなければならないような長文は避け、一目で伝わる簡潔な文章を目指しましょう。

ヒューマンスキルを強調する

エンジニアとしてテクニカルスキルは大切ですが、チームでプロジェクトを遂行していく以上、採用担当者は応募者のヒューマンスキルもチェックしています。

例えば、PLやPMとして培ったマネジメントスキルは、採用活動において高く評価されます。職務経歴書には参画したプロジェクトの規模感を具体的に記載し、PLやPMとして直面した困難に対してどのように乗り越えたのか書くと良いでしょう。

また、エンジニア業界は技術の進歩が非常に速いため、最新のトレンドやスキルについて常に学び続けることが大切です。職務経歴書では自分が身につけてきたスキルや、現在習得しようとしているスキルを記載することで、学習意欲についてもアピールできます。

キッカケエージェントでは会員向けに無料のキャリア相談を行っています。職務経歴書や履歴書作成、面接対策など悩みがある方は、以下からお気軽にご相談ください。

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キッカケエージェントのテンプレートの特徴

エンジニアの転職を支援するキッカケエージェントでは、エンジニアのスキルのアピールに有効な職務経歴書・履歴書のフォーマットを作成し、会員向けに配布しています。以下で弊社のフォーマットのポイントをお伝えします。転職を検討している方はぜひご活用ください。

1枚目で経歴がざっくりわかるように設計

「職務要約」「経験・スキル」などを職務経歴書の冒頭に置くことで、エンジニアとしての実力が1枚目だけでわかるようにデザインしています。

採用担当者は大量の書類に目を通しているため、最初から1枚1枚じっくり時間をかけて目を通すことはできません。1枚目で経歴がある程度わかる構成であれば、採用担当者の目に留まりやすくなるでしょう。

フォーマットにくわえてサンプルも提供

多くのエージェントではフォーマットのみを配布していますが、キッカケエージェントではフォーマットにくわえてサンプルや記載方法もあわせてお渡しします。フォーマットだけでは具体的な書き方に悩むこともありますが、サンプルを見ながらすぐに履歴書、職務経歴書の作成が可能です。

キッカケエージェントでは無料のキャリア相談を予約した方限定で、エンジニアに特化した職務経歴書・履歴書のテンプレートとサンプルをプレゼントしています。ぜひお問合せのうえ、ご活用ください。

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まとめ

履歴書、職務経歴書ともに、効果的なテンプレートを活用することが転職活動の成功の第一歩です。特に転職エージェントが作成したテンプレートは、多くの企業や採用担当者の考えを熟知したうえでつくったものであるため、転職活動で大いに役立つでしょう。

キッカケエージェントが作成したエンジニア用の履歴書・職務経歴書テンプレートとサンプルは、無料のキャリア面談に申し込んだ方限定でプレゼントしています。ぜひ、お気軽にお問合せください。

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