SlerからSESへ。新卒入社時とは違う転職活動の厳しさに衝撃
――まずは自己紹介かねて簡単な経歴を教えてください。
F.H.と申します。28歳です。新卒からIT業界に入り、現在は4社目になります。
スキルとしては主にバックエンドの開発をしていまして、経験としては業界歴が5年くらい、実務経験は4年に満たないくらいです。
――ありがとうございます。新卒でIT業界に進んでおられますが、なぜエンジニアになろうと思ったのでしょうか?
シンプルにスーツを着る仕事をしたくなかったんですよね(笑)。大学もIT系ではなかったのですが、IT業界はなんとなく華があるし「エンジニアという響きがかっこいいな」と思って目指しました。
バックエンドエンジニアになったのは、新卒で入社したユーザー系SIerといわれるインフラ系会社の情報システム部門での仕事が、たまたまバックエンドだったからです。そこでは最初の半年間は研修で、次の半年間はOJTというかたちで1年間勤めました。
――どうして1年という節目で会社を辞めたのでしょうか?
先輩方から「2年目3年目からはマネジメント仕事が増えていく」という話を聞いていたので、自分としては「開発をもっとやっていきたい」と思い転職に踏み切りました。
Slerは業態的に割と開発することは少なくて。将来を考えたときにエンジニアとしてのスキルに不安を感じたので、2社目は専門スキルを伸ばせそうなSESに行きたいと思いました。
また、設計や要件定義など自分ができる幅を広げたいとも考えていましたが、その段階では設計について詳しくなかったのに、見切り発車というか「思ったら行動」で勢い余って動いたところもありましたね。
――初めての転職活動はいかがでしたか?
新卒時の就職活動では書類も面接もわりと通ったのですが、中途での転職活動になった途端ぜんぜん選考に通過しなくて。2020年の転職活動でコロナ禍の影響もあったかもしれませんが、新卒時から1年しか経ってないのに「こんなに違うものか」と衝撃を受けました。
その際はエージェント機能がある一般的な転職サイトを使っていたのですが、なんとか複数内定いただいた中から選ぶことができました。
――企業によっては短期離職がマイナスに見られることがあり、加えてコロナ禍での転職活動で大変だったと思います。2社目はいかがでしたか?
ガッツリ開発を行っているSESに入社し、Javaを使った開発をフル出社で1年間ほど携わりまして、初めて設計を経験することもできました。
ですが、案件が燃えているような現場に経験が足りないまま配属されてしまい、レベルが高すぎてわからないことばかりで…残業もかなり多く、会社に行くのが嫌になりました。
今になって思えば、経験が積めてよかったと思えるのですが、当時は「一刻も早くIT業界から逃げたい」と思っていて。その後、1年ほどIT業界を離れたんです。
IT業界から逃げた後、バックエンドエンジニアとして再始動
――そうでしたか。IT業界を離れてから3社目に転職するまでの経緯を教えていただけますか?
イベント運用の手伝いやシェアハウスの管理人をやってみて、自分は体を動かす仕事よりも頭を使った仕事の方が向いていることがわかりました。
その間、正社員ではなかったので収入も安定しないし「これを続けた先に自分の手に残るものがあるのか?」と内省して、だったら今まで自分がやってきたことを土台にもう1回エンジニアをやってみようと思いました。
――いちどIT業界を離れたからこそ得られた気づきがあったのですね。
はい、全く別の仕事をしてみて「意外とIT業界って良かったのかもしれない」と思い直しましたね。世の中のニーズとしてIT業界が廃れることはないだろうし、長い目で考えてみるとIT業界で仕事するのが自分にとって良いのではないかと。
また、2社目のSESでは現場にマッチしなかっただけで、探せば自分に合う現場もあるのではないかと転職活動を始めました。
――再びIT業界を目指すことにしたのですね。3社目への転職活動はいかがでしたか?
やはり1年間のブランクがあったので、書類選考の時点でかなり落ちましたね。
前の転職時と同じエージェントを使ったのですが、担当者によって質のバラつきが大きくて驚きました。それにIT専門ではなかったので、会社情報なども全く教えていただけず…「あまり力になってくれなかった」という印象でした。
その分、自分で会社の評判サイトを見て、志望する会社のWebサイトもかなりチェックしました。その際、Webサイトに予算をかけていない会社は採用面を重視していないと思ったので「Webサイトにお金をかけているかどうか」も見極めるポイントにしていました。
苦戦しながらも、社員の平均年齢が若くて開発も教育もおこなっているSESに運よく転職することができました。
――3社目ではご自身のスキルに合った仕事ができましたか?
案件は選べなかったのですが、これまでやってきたJavaを使えて、自分のレベル感とマッチした保守開発の現場を担当できました。
新規開発だとどうしても忙しくなったり残業が増えたりする傾向があるので、自分の趣味の時間もとれる保守開発のほうが向いていると思いました。また、初のフルリモートで残業月10時間程度と働きやすかったですね。ドキュメントの作り方から改修まで体系的に幅広く学べてスキルアップできました。
会社の運動部に入ったので同世代の友達もたくさんできて、自社チームの主任に意外と早くなれました。
ですが、会社の業績が落ちてきたことと、2年半経ってスキルは上がっているのに給与に反映されず、社内にPMができるようなレベルの方も少なかったので、よりスキルを伸ばせる環境に挑戦したいと転職を考えました。
キッカケエージェントと二人三脚で困難な転職活動に挑む
――4社目への転職活動ではキッカケエージェントを使っていただきましたが、どのように選んでいただけたのでしょうか?
転職したいと思ったときにYouTubeで「IT菩薩モローチャンネル」を見たことをきっかけに、次はITエンジニア専門のエージェントが良いと思い、LINE登録して連絡を取らせていただきました。
最初の面談でキャリアアドバイザーとも話が合い、体系的に転職活動について教えていただけて「キッカケエージェントと組めば大丈夫」という手応えを感じたんです。
気づいたら二人三脚で現職に転職できていたという感じですね。
――ということは、今回の転職活動は比較的スムーズだったのでしょうか?
キッカケエージェントには企業の案件内容から使用言語、給与、残業面などの情報が比較しやすくまとめられた企業分析シートがあり、迷わずエントリーできました。
しかし、フルリモートとはいえ働きながらの転職活動だったので、応募書類を作成する時間もとりにくいし、仕事の棚卸しで忘れていることも多かったので大変でしたね。
それに、やはり書類選考で落ちてしまうことが多くて。20代で3回の転職経験ということで、周りからはジョブホッパーだと思われてしまうんですよね…。
そんな状況でもキャリアアドバイザーは「採用してくれる会社は必ずあります」と励ましてくれて。毎週ミーティングの場を設けてくださったおかげで、安心して気負わず転職活動できたと思います。
面接対策で「言わなくていいこと」はポジティブに変換
――転職活動で困難だった点は、どのように克服されましたか?
書類作成についてはキャリアアドバイザーが「この日までに準備していただけると嬉しいです」と期日を設定してくださったので、お尻に火がついてやらざるをえなくなりスパッとやり切りました。
また、面接では自分のことを何でも詳しく伝えようとしていたのですが、面接対策として「言わなくていいこともありますよ」と教えてくださって助かりました。
特にブランク期間については面接で聞かれたら話す程度にして、聞かれた場合も「じっくり転職について考えていた期間」などとポジティブな言い方に変換して改善していくことができました。
――実際の面接では何を「強み」としてアピールされましたか?
1番の強みは「キャッチアップ力」です。面接で「今まで新しい現場や未経験でスキルを求められる現場に入ることも多かったのですが、自分に足りないものをメモしてわからないことを現場の方に聞いて、現場で求められることを早く覚えるようにしてきました」という風に伝えたときは、よい反応をいただけましたね。
また、どこに行ってもある程度人と仲良く仕事できたり、調整ごとが得意だったりしたのでコミュニケーション力と、AWSの資格を持っていたので資格取得のために自己学習できる点も強みとして訴求しました。
――「転職の軸」はどのように設定していましたか?
給与や案件の自由度も重視していましたが、面接では「自分のスキルアップを1番に考えている」ということを伝えていました。
また企業分析シートや面接対策で「企業からよく聞かれる質問」を教えていただいていたので、傾向がわかって実際の面接でも役立ちました。面接に進むまでは大変でしたが「面接に行けたら何とかなる」という気持ちで乗り越えられたと思います。
キャリアをマネジメントに寄せていくことが現職での目標!
――4社目となる現職は、希望する会社でしたか?
15社受けて書類通過率は2割くらいで、当初志望していた会社は選考通過できなかったのですが、現職は繰り上げ的に第1か第2志望くらいでした。
また今回の転職では、3社経験してみて自分に足りないところだった「プロジェクトマネジメント」に力を入れている会社を目指していましたが、その希望も叶いました。
キッカケエージェントからは、大企業のほか中小でもマネジメントに重きを置いている会社や案件の商流が浅い会社など、自分のやりたいことにマッチする企業を紹介いただけたと思います。
――現職に入社されて1ヶ月ほど経ちますが、いかがですか?
自社開発とSES両方ある会社で、今はSESの現場に入って結合テストの仕様書などを作っています。また予定外ではありましたが急遽開発の仕事もやらせてもらっていて、自分のスキルが役立っているのでよかったなと思っています。
環境や働き方についてもいいですね。案件が自由に選べる傾向があるところや、社風が良い意味でわりとドライな感じで、横のつながりをあまり気にしなくていいところも今の自分にはフィットしていて気に入っています。
――入社まではどのように過ごしていましたか?
前職の開発の仕事が終わっていなかったので最終日まで忙しく働いてから現職に入社しました。最終月にかけて週1〜2回くらい調整して有給休暇を消化していました。
――ちなみに先ほど趣味の時間をとりたいとお話いただきましたが、余暇は何をされていますか?
社会人になって始めたキックボクシングを趣味にしていて、週に何度かジムに通っています。けっこういいストレス発散になるんですよ(笑)。
――これからチャレンジしたいことや目標はありますか?
現職では、現場のリーダー経験を1年から2年くらいきちんと積んで、マネジメントの方向に自分のキャリアを寄せていくことが目標です。直近で技術的には、要件定義を自分1人でしっかりこなせるようになりたいですね。
将来的にはプロジェクトマネージャーとして案件を回せるくらい成長したいですが、今の自分にはそれが「できる」と思っています!
自分に正直に行動した3回の転職を経て伝えたい想い
――転職の経験を振り返ってみて、特に思うことはありますか?
覚悟していた部分はあったものの、今回の転職は今までで1番厳しかったと思います。「ある程度経験があるので選考も通過できるだろう」とタカを括っていましたが、短期離職は企業からシビアに見られるんだなと痛感しましたね。
――転職を考えている方にメッセージがありましたらお願いします。
日本の企業は長期在籍を評価する傾向があるので、特に新卒で入社した企業には2〜3年は在籍したほうがいいのではと思います。
ですが、僕自身は「転職したいと思ったときが、転職するタイミング」だと思っていて、自分に正直に動くことを決めています。
短期離職については賛否両論ありますが、転職したいということは、現職に何らかの課題や不満があると思うので、自分の気持ちに蓋をしないで思ったときに解決に向けて行動してみるのもよいのではないかと思います。
――3回の転職を経験されて、後悔していることはありますか?
う〜ん、正直言って若干の後悔はあるのかな。給与や福利厚生など条件面が最も良かった会社は1社目でしたから。でも後悔してもしょうがないので、転職でそれを超えるような企業を目指すことも目標ですね。
現職でしっかりリーダー経験を積んで、また転職するとなった場合もキッカケエージェントを選びたいです。今回の転職活動は自己採点で90点くらいだと思っていますが、そのマイナス10点は自分のスキルや職歴が微妙だった部分です。
キッカケエージェントを転職エージェントとして評価させていただけるとしたら100点です。これからもよろしくお願いします!
――こちらこそよろしくお願いします!本日はF.H.さんだからこそのご意見を率直に聞かせていただきありがとうございました。今後のご活躍を願っています!
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