経費精算システムで国内トップクラスのシェアを誇り、確固たる地位を築いてきた「楽楽精算」。
株式会社ラクスの主力プロダクトとして安定成長を続けるこのSaaSは、盤石な顧客基盤を武器に、エンタープライズ市場の開拓やAI活用といった、次なるステージへと向かう変革期にあります。
今回は、楽楽精算の開発を担うJavaエンジニアのポジションについて、開発部副部長の吉田様と、採用担当の佐々木様にお話を伺いました。
巨大プロダクトを動かし、組織を成長させる裁量に加え、自身の成果だけでなく、チームや組織への貢献を重視し称賛するカルチャー。そのリアルな魅力に迫ります。
| *デロイト トーマツ ミック経済研究所「クラウド型経費精算システム市場の実態と展望」(ミックITリポート2025年1月号:https://mic-r.co.jp/micit/2025/)より |
盤石な基盤から次なるステージへ!「楽楽精算」が描く未来

まずは、「楽楽精算」の概要と、現在の成長フェーズについてお聞かせください。
吉田:「楽楽精算」は、経費精算、交通費精算、出張精算といった業務を効率化するクラウド型サービス(SaaS)で、導入社数は20,00社を突破しました(2025年9月時点)。バックオフィス業務の効率化を支援することで、企業の生産性向上に貢献しています。
おかげさまで事業は安定しており、年間経常収益(ARR)はまもなく200億円に達する見込みです。中小企業のお客様に広くご利用いただき、経費精算SaaS市場ではトップクラスのシェアを確立しています。
現在は”第二の成長期”と捉え、さらなる拡大を目指しています。基盤は盤石でありながら、まだ多くの企業に業務効率化の余地が残されており、私たちが提供できる価値は今後も大きいと考えています。
第二の成長期に向けて、開発組織としてどのような取り組みを進めているのでしょうか?
吉田:「楽楽精算」が目指しているのは、エンタープライズ市場の開拓、AIを活用した業務プロセスの自動化、そして顧客基盤を活かしたクロスセルです。
お客様の規模によって求められる経費規程や承認フローは異なります。特に大規模組織では、組織構造や制度が多層的である分、求められる要件も多岐にわたります。
そのため、より幅広いニーズに応えられる柔軟な機能開発を進めることが重要になります。
AI技術の進化は目覚ましく、経費精算業務のあり方を根本から変える可能性を秘めています。領収書や請求書の読み取り精度向上だけでなく、不正検知や申請内容の自動チェックといった高度な機能の開発も視野に入れています。
直近の取り組みとして、経費申請ワークフローエージェントがあります。
こうした取り組みを進めるには、技術的な知識や経験に加えて、チームを横断して連携しながらプロジェクトを前に進める力が組織全体に必要になります。
プロダクトとしての進化に向けて、技術面ではどのような取り組みを進めていくのでしょうか?
吉田:技術戦略としては、大きく二つの柱があります。
一つは、長年にわたりお客様の信頼を支えてきたプロダクト基盤の継続的な進化です。リリース当初からJavaで開発してきたこの堅牢なシステムを、将来の変化に柔軟に対応できるよう、アーキテクチャの見直しやコンポーネントのモダン化を計画的に進めています。
これは、システムの健全性を高め、今後の新機能開発のスピードと品質をさらに向上させることを目指しています。
もう一つの柱が、AIをはじめとする先進技術の積極的な採用です。AIエージェント機能の導入をはじめ、経費申請プロセスそのものの自動化・高度化に取り組むことで、お客様により大きな価値を届けたいと考えています。
信頼性の高い基盤を磨き続ける「守り」と、新しい価値を創造する「攻め」の投資。この両輪を力強く回すことで、市場における優位性を一層確かなものにしていきたいと考えています。
すべての企業の経費精算業務を「楽」に!楽楽精算の開発エンジニア組織とは
開発組織について、全体像を教えてください。
吉田:開発本部は東京、大阪の2拠点があり、国内全体で約350名のエンジニアが在籍しています。国外にはラクスベトナム、ラクスインドネシアを展開しており、約70名のメンバーが一部の開発やテストなどを担当しています。
ラクスは基本的にすべて内製開発を行っているため、すべて自社の社員で開発を完結しているるのが特徴ですね。
楽楽精算の開発チームは現在5課体制で、全体で40名超のメンバーが在籍しています。新機能開発や基盤刷新などを機能単位で課を分けており、1課あたり10名前後で構成されています。
担当領域に責任を持ちつつ、必要に応じてチーム間で連携を図るなど、柔軟な体制でプロダクトを支えています。
また、楽楽精算開発課では主にバックエンドの開発を担当していますが、別途PdM(プロダクトマネージャー)やQA、フロントエンド、UIデザイナーのチーム等と連携を取りながら開発を進めています。
ステークホルダーは多いですが、内製開発ということもあり全員が「プロダクトをより良くしたい」という想いを持っているため、議論も前向きかつ建設的で、互いの専門性を尊重しながら開発を進められるのが大きな魅力です。
楽楽精算だけでも、非常に大きな組織なのですね!実際の組織の雰囲気・カルチャーについても教えてください。
吉田:ラクスは創業当初から「顧客志向」を徹底して大切にしてきました。
その中でも開発組織は「顧客をカスタマーサクセスに導く圧倒的に使いやすいSaaSを創り提供する」というミッションを掲げ、「顧客志向」での開発に取り組み続けてきました。
楽楽精算の開発に関わるメンバーは多いですが、プロジェクト毎の週次定例会や生成AIの情報共有会なども行っており、コミュニケーションは取りやすい環境です。
私たち楽楽精算開発チームではメンバーひとり一人が自律的に行動することを大切にしています。そのため、リーダーの役割は指示を出すことではなく、メンバーが最大限に能力を発揮できる環境を整えることだと考えています。
具体的には、1on1や目標管理面談を通じて、メンバーの技術的な強みや志向、キャリアの方向性を共有しています。その上で、技術的な挑戦機会や役割設計に反映させることで、成長実感を持てるアサインを行うことを大切にしています。
また、メンバーの心理的安全性を高く保つことも重要です。日頃からこまめにコミュニケーションを取り、一人ひとりの声に耳を傾けるようにしています。メンバーが安心して意見を言える、チャレンジできる、そんな環境づくりが、チーム全体の成長につながると信じています。
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求めるのは技術+組織を動かす力!思考力と行動力でチームを牽引する人物像とは

求める人物像について、特に重視するポイントを教えてください。
吉田:ラクスでは、成果そのものだけでなく、成果に至るまでの考え方や行動の積み重ねを大切にしています。その中でも、技術力はもちろんのこと、「思考力」と「行動力」を重視しています。複雑な要件を正しく理解し、本質的な課題を見極めるための「思考力」。
そして、自ら解決策を検討し、周囲を巻き込みながら実行していく「行動力」を重視しています。
私たちは、単に指示されたことをこなすのではなく、自ら考え、主体的に行動できる人材を求めています。
製品に関するドメイン知識は入社後に身に着けられますが、思考力や行動力は、これまでの経験を通して培われてきたものであり、短期間で身につくものではないと考えています。
面接では、どのような点を重視してお話を伺っていますか?
吉田:過去のプロジェクトについて、技術的な詳細だけでなく、背景や目的、チームとの連携なども含めてお伺いしています。
「どのような状況で、何を課題と捉え、どのように考え、行動し、どんな結果につなげたのか」。この一連のプロセスを通して、その方の思考力や行動力、チームとの関わり方を伺っています。
また、ラクスには「リーダーシッププリンシプル」という行動指針があり、「全体最適視点をもつ」「小さく試して大きく育てる」といった考え方を大切にしています。こうした価値観に共感し、実際の行動で体現いただける方かどうかも重視しています。
重視されている「思考力」と「行動力」は、現場でどのように活かしてほしいと考えていますか?
吉田:変化の速いIT業界では、常に新しい技術や情報にアンテナを張り、自ら学び続ける姿勢が欠かせません。ただ、どれだけ優れた技術を持っていても、実際の課題解決や価値提供につながらなければ意味がありません。
お客様のニーズを深く理解し、技術をビジネス価値に結びつけていくことが重要です。そのため、現場では成果層の者だけでなく、「どのように課題を捉え、どんな工夫や行動を重ねてきたか」といったプロセスも重視しています。
リーダーには、技術的な知見を活かしながらビジネスサイドと連携し、より多くのお客様に価値を届けるための戦略を考え、スピード感もって実行していくことを期待しています。また、メンバーひとり一人の個性や強みを理解し、それぞれの力を引き出しながら、チーム全体のパフォーマンスを高めていくことも重要な役割です。
思考力と行動力をバランス良く発揮し、チームや組織を前に進めていける方と、ぜひ一緒に働きたいと考えています。
実際にラクスでエンジニアとして働く、とは?
評価や成長は、どのように報酬に反映されるのでしょうか?
佐々木:「楽楽精算」の開発チームでは、メンバークラスの場合、年収レンジは560万〜850万円程度を想定しています。あくまで目安であり、ご経験やスキル、入社後のパフォーマンスに応じて柔軟に決定します。
ラクスでは、明確な等級制度を設けており、年1回の評価によって給与が決まります。等級ごとに求める発揮行動を明確に定めており、透明性の高い評価制度を運用しています。これにより、社員が成長と報酬のつながりを明確に理解でき、安心して目標に向かえる環境を整えています。
行動やプロセスを評価する「コンピテンシー評価」は、リーダーの育成やチーム運営にどのようなメリットをもたらしていますか?
吉田:「コンピテンシー評価」は、ラクスが大切にしている価値観(ユニークネス)や行動規範(リーダーシッププリンシプル)を、日々の業務の中で発揮してもらうための仕組みです。成果そのものだけでなく、その成果に至るまでの考え方や行動のプロセスも評価することで、個人の行動変容を促し、組織全体のパフォーマンス向上につなげています。
リーダーの育成という観点では、メンバーの成長支援や、チームの協調性を高めるコミュニケーションなど、マネジメントに必要な行動も評価の対象としています。また、コンピテンシーは、目標設定やフィードバック面談など、さまざまな場面で活用されており、組織全体の共通言語として、一貫性のあるチーム運営の基盤となっています。
「スペシャリスト」と「マネジメント」、2つのキャリアコースがあると伺いました。入社時点ではどのように決まるのですか?。
佐々木:まずはご自身の志向性や適性、これまでのご経験を踏まえ、どちらのキャリアパスがより力を発揮いただけそうかを、面談や面接を通じて一緒に考えていきます。
入社後も、上長との1on1やキャリア相談を通じて、ご本人の意思を尊重しながらキャリアプランを設計しています。特にマネジメントについては、会社毎に役割や期待値が異なるため、「ラクスにおける」マネジメントに興味があるのか、あるいはテックリードとして専門性を高めていきたいのかを丁寧にすり合わせながら、中長期的にサポートしています。
また、ラクスには「社内公募制度」があり、組織のニーズと本人の希望が合致すれば、職種や部署を変更することも可能です。社員ひとり一人が自律的にキャリアを描けるよう、選択肢のある環境を整えています。
巨大SaaSを自分の手で動かす!未来の働く仲間へのメッセージ

ご入社いただく方には、どのようなミッションからスタートし、チームにインパクトを与えていくことを期待されますか?
吉田:ご入社いただく方には、まず「楽楽精算」の技術構造・開発プロセス・ドメイン知識を理解していただくことから始めていただきます。その上で、これまでのご経験やスキルに応じて、既存機能の改善や、新規機能の開発プロジェクトに携わっていただきます。
技術的な知見を活かしながら、チームの課題解決や改善提案も積極的に取り組んでいただきたいと考えています。巨大なプロダクトを動かす一員として、自分の働きがサービスの成長を支える手応えを実感しながら、成長を感じていただけるはずです。
吉田様ご自身が、巨大な組織を率いる上で感じている「やりがい」や「面白さ」についてお聞かせください。
吉田:「楽楽精算」の開発を率いる上で最もやりがいを感じるのは、私たちが作ったサービスが、多くのお客様の業務効率化に確かに役立っていると実感できることです。日々の改善が、お客様の時間を生み出し、現場の負担を軽くしている。そこに強い手応えを感じています。
また、チームメンバーの成長を間近で見られることも大きな喜びです。新しい技術を習得したり、難しい課題を解決したりするたびに、チーム全体が一段と強くなっていくのを実感します。
もちろん、組織を率いる立場ならではの苦労や課題もたくさんあります。ただ、それを乗り越えたときに味わえる達成感は、何物にも代えがたいものです。
最後に、この記事を読んでいるエンジニアの皆様へメッセージをお願いします。
吉田:ラクスには、エンジニアが最大限に力を発揮できる環境と、挑戦を後押しする文化があります。既存の技術に満足することなく、常に新しい知識を吸収し、自らの手でプロダクトを、そして組織を成長させていきたいという意欲をお持ちの方に、ぜひ飛び込んできていただきたいです。
佐々木:ラクスは、社員一人ひとりの個性と成長を尊重する会社です。あなたのこれまで積み重ねてきた経験やスキル、そしてこれから挑戦したいことをぜひ聞かせてください。
共に成長し、共に未来を創っていける仲間との出会いを楽しみにしています。まずはカジュアル面談も大歓迎ですので、ざっくばらんにお話しましょう。
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今の時点でご経験をされている言語や技術要素に関係なく、
① 技術を通じてユーザーやお客様にとって使いやすいサービスの実現に興味があるエンジニアの方
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上記に当てはまる方でしたら、素晴らしい企業とのマッチングをお手伝いできる可能性が高いです。
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