SES企業への転職活動の際に、志望企業に提出する書類として職務経歴書があります。職務経歴書には、今までの職歴とともに、志望動機を記載することが多いです。
しかし、志望動機にどのようなことを書けば良いのか、悩まれている方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、SES企業への志望動機について、例文や記載しておくべきポイント、動機の整理方法および作成後に忘れずにやるべきことを詳しく解説します。
現在、SES企業への転職を考えている方には役立つ情報ですので、ぜひ最後までお読みください。
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今すぐ無料で相談するSES企業への志望動機の例文
未経験者
未経験者の志望動機には、SES企業に転職したい理由や、SES企業が求めている人材像に自分が当てはまることをアピールするとよいでしょう。例文は以下のとおりです。
私は、ゲーム製作が趣味であり、独学でプログラミング言語や開発ツールの使い方を勉強しています。ゲーム製作を通してプログラミングの面白さに気づき、ぜひ仕事としてシステム開発に携わりたいと思うようになりました。 貴社の事業内容が、システム開発の主に実装部分(プログラミング、テスト)であり、さまざまなプログラミング言語や開発環境を活用していることを知り、ぜひ貴社で仕事をしたいと思い応募しました。 システム開発の仕事に役立つかと思い、「基本情報技術者試験」の勉強も行い、昨年合格しました。さらにスキルアップを果たすため、「応用情報技術者試験」の勉強を今は行っています。 また、学生時代は飲食店でアルバイトをしていたことから、チームで仕事をすることや、コミュニケーション力には自信があります。これらのスキルや経験を活用し、貴社の事業のさらなる発展に貢献したいと考えています。 |
経験者
経験者の志望動機には、自社に対してどのような貢献ができるのかという点を、特にアピールするとよいでしょう。例文は以下のとおりです。
私は、現在あるSES企業で働いています。具体的な業務内容としては、プログラミングやテストを担当しています。 私自身としては、もっと要件定義・設計など上流工程の仕事をしていきたいと思っています。 貴社は上流工程の仕事を請け負うことが多いと伺ったため、ぜひとも働きたいと思い応募させていただきました。 私は上流工程の業務内容やノウハウを独学で学んできました。そのため、実際に上流工程の業務にアサインされた場合でも、スムーズに仕事をこなせる自信があります。 ぜひとも、貴社で働かせてください。 |
SES企業への志望動機で差別化を図るポイント

目指したいエンジニア像を具体的に伝える
今まで培ってきたスキルや経験をどのように活かして、将来はどんなエンジニアになりたいのかを具体的に伝えることです。たとえば、「多様な業種や現場でシステム開発を行うことで、自分のスキルの引き出しを増やし、オールラウンドなエンジニアになりたい」といったことがあげられます。
コミュニケーション力があることを伝える
技術力だけでなくチームで仕事を行うために必須な、コミュニケーション力にも自信があると伝えることです。システム開発は、一般的には複数のメンバーで構成されたチームで行うことが多いです。そのため、コミュニケーション力は必要不可欠といえるからです。
また、SES企業への転職を考えている人には、技術力は高いがコミュニケーション力が弱いといった人が少なくないため、他の応募者と差別化が図りやすいというメリットもあります。
経営方針・事業内容に共感を抱いていることを伝える
志望企業の経営方針や事業内容が、自分が目指している方向性と同じであるといったことや、社風が自分の性格にマッチしていると伝えることも、他の応募書と差別化を図るために有効といえます。
採用担当者側からみると、自社の経営方針や事業内容に共感を持つ人材であれば、入社後にミスマッチが起きて離職するといったリスクが減ります。また、転職後に自社に溶け込みやすいというメリットもあります。
SES企業への志望動機として伝えるべきポイント

さまざまな技術を経験したい
SES企業で実際に働く場合、ひとつの現場で業務を行う期間は、それほど長期間ではないでしょう。そのためひとつの開発が完了すると、また新しい現場で業務を行うことになります。
その結果、さまざまなプログラミング言語や開発環境、ミドルウェアやツールを活用して業務を行うことになります。そのため、多くの技術を経験したいということを志望動機とするとよいでしょう。
新しい技術への関心が高い
先ほどもふれたように、SES企業で働くにあたっては、さまざまな技術や開発環境に柔軟に対応できることが求められます。
そのため、新しい技術に対して興味・関心が高いということも、志望動機として相応しいでしょう。
事業方針・内容と志望者のキャリアパスが一致すること
志望企業の事業方針や事業内容と、自分が目指しているキャリア構築の方向性が一致していることも、志望動機となります。
たとえば、自分が将来的にプログラミングのスキルを極めたいと考えており、志望企業の事業方針もプログラミング技術を強化したいという場合には、「さまざまなプログラミング言語を活用して開発できるエンジニアを目指している」と伝えると、採用担当者の心象もよくなるでしょう。
SES企業への志望動機を作成するための具体的なステップ

自分のキャリア志向を整理する
今までの職務経験を踏まえ、自分が目指したいエンジニア像を明確に言語化することが、最初に行うべきタスクです。たとえば、「新しい技術を使いこなせるエンジニア」や、「チームマネジメントもできるエンジニア」などです。
自分が目指したいエンジニア像を明確にした後に、そのエンジニア像になるためにはどのようなキャリアパスを歩めばよいかを考えます。たとえば、「さまざまなプログラミング言語や開発環境を経験できるようなキャリアを積む」といったことがあげられます。
キャリア実現のためにSES企業を志望する理由を整理する
自分が目指したいエンジニア像になるために、必要なキャリアパスの中でSES企業で得られるキャリアを整理し、さらに実現可能性を確認します。たとえば、さまざまな技術や業界業種の仕事ができるため、多様な技術を使いこなせるようになるといったことです。
合わせて、自分が志望企業に対して、どのような貢献ができるのかを具体的かつ論理的に考えることも重要です。採用企業側は、自社の事業推進に貢献してくれる人材を求めています。現職で経験してきたプログラミング言語で開発を行うプロジェクトであれば、即戦力として貢献できるといったことなどを整理しておきましょう。
自分が将来実現したいキャリアパスの整理や、SES企業で得られる具体的なキャリアの洗い出しをワンストップでサポートするサービスを、キッカケエージェントでは提供しています。ぜひ活用してみることをおすすめします。
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エージェントにチェックしてもらいブラッシュアップを図る
自分が作成した志望動機が、志望企業の採用担当者に高評価される内容であるか、IT業界への転職を知り尽くしたプロの目でチェックしてもらうことが重要です。そして、指摘内容を踏まえて、ブラッシュアップを図りましょう。
具体的には、SES業界に精通したメンバーが多くいるエージェントに、チェックしてもらうとよいでしょう。高評価が受けられる志望動機となるように、適切なアドバイスを受けられます。キッカケエージェントはSES業界の転職に強みがあるエージェントであり、志望動機のチェックやフィードバックにも対応しています。志望企業への転職を成功させるために、ぜひキッカケエージェントに依頼してみてはいかがでしょうか。
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エージェントからのフィードバックで示されたアドバイスを踏まえて、志望動機の修正を行います。フィードバック内容にわからない点があるときは、エージェントに必ず確認し自分の言葉で修正するようにしましょう。ただアドバイス通りに修正するだけでは、面接の際にうまく説明できない懸念があるためです。
志望動機の修正が完了後に、すみやかに職務経歴書を志望企業に送付しましょう。
まとめ
本記事では、SES企業へ提出する職務経歴書に記載する志望動機の例文や、記載時のポイントおよび志望動機を書くための手順について解説しました。
志望動機は、採用担当者が採用可否を判断する際に、重視される項目です。本記事で紹介した例文を参考にしつつ、記載ポイントに留意して作成し、エージェントに事前にチェックしてもらうようにしましょう。
キッカケエージェントは、特にSES企業の転職に強みをもつエージェントであり、志望動機のチェックおよびフィードバックも対応しています。ぜひ、志望動機のチェックを依頼してみてはいかがでしょうか。
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