「担当してきた組み込み開発の経験を、職務経歴書にどう書けばいいか分からない」と悩む方も多いでしょう。組み込みエンジニアは専門性が高い職種採用担当者は職務要約を最初に読み、応募者の全体像を把握しようとしていますあるため、職務経歴書の書き方が難しいと感じやすい傾向があります。
一方で、書類選考の通過率は職務経歴書の書き方で大きく変わるため、自分の強みを採用担当者に正確に伝えることが重要です。
そこで本記事では、採用担当者が評価するポイントや担当工程別の書き方、記入例について解説します。組み込みエンジニアとしての転職を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
なお、採用担当者に評価される職務経歴書を作成するには、エンジニア転職に強みを持つ転職エージェントの活用がおすすめです。キッカケエージェントに登録すると、エンジニアへの転職支援実績が豊富なプロによる、職務経歴書の添削や求人紹介を受けられます。
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職務要約
職務要約は、これまでの経歴全体を3〜5行でまとめた項目です。採用担当者は職務要約を最初に読み、応募者の全体像を把握しようとしています。
職務要約では、経験年数と主な技術スタックを冒頭に示しましょう。そのうえで、これまで注力してきた開発領域や担当した製品や分野、直近の実績を簡潔に盛り込みます。組み込み開発では、扱ってきたハードウェアや言語、担当した開発工程の範囲が応募者の専門性を示す要素です。
そのため、採用担当者が最初の数秒で人物像を掴めるよう、結論から記載しましょう。
職務経歴
職務経歴は、これまで携わったプロジェクトの詳細を記載する項目です。担当した製品カテゴリや担当工程、開発環境、チーム構成などを具体的に記載しましょう。
職務経歴はプロジェクト単位でまとめ、概要を整理したうえで、担当業務の詳細を続ける構成が読みやすくなります。各プロジェクトで直面した課題・解決に向けた工夫・得られた成果の順に記載すると、採用担当者に伝わりやすくなるでしょう。
スキル・資格
スキル・資格は、習得している技術をカテゴリ別に整理して記載する項目です。採用担当者がひと目でスキルセットを把握できる形式にすることが求められます。
使用言語・OS・ハードウェア・ツール・資格の区分で整理し、バージョンや実務年数を添えましょう。たとえば「C言語(実務7年)、C++(実務3年)」のように記載すると、採用担当者に習熟度まで伝えられます。
技術名を羅列するだけではスキルの深さが伝わらないため、用途と年数の明記が重要です。
活かせる経験
活かせる経験は、職務経歴欄で書ききれなかった強みや、応募先に関連する知見を補足する項目です。複数の製品カテゴリにまたがる開発経験や、安全規格・品質管理プロセスへの対応経験などが該当します。
活かせる経験では、応募先でどのように貢献できるかを意識して記載しましょう。これまでの経験のうち、応募先の事業領域や開発対象に関連するものを選びます。その経験が応募先の業務にどうつながるかを示すと、入社後の活躍イメージが伝わりやすくなるでしょう。
職務経歴欄と同じ内容を繰り返すのではなく、強みを補完する観点で記載することが求められます。
自己PR
自己PRは技術力だけでなく、仕事への姿勢やチームへの貢献を伝える項目です。採用担当者は、入社後に活躍できる人物像であるか確認しています。
自己PRは事業への貢献と技術面での工夫を両方盛り込み、今後のキャリアビジョンで締めると説得力が高まるでしょう。チーム内での役割や改善活動など、具体的なエピソードと数値をセットで示すことが重要です。GitHubやポートフォリオがある場合は、何を見てほしいかを一言添えると、採用担当者に実績が伝わりやすくなります。
組み込みエンジニアの職務経歴書の書き方については、以下の記事も参考にしてください。

採用担当者が評価する職務経歴書の書き方

担当工程と役割の範囲を明確に書く
採用担当者は、何をどこまで担当したかという役割の具体性に注目しています。組み込みエンジニアは担当工程が多岐にわたるため、どの工程を担ったかを明示することが重要です。
「開発全般を担当」という書き方では、応募者がどの工程をどこまで自力でこなせるかを採用担当者は判断できません。たとえば「設計・実装・単体テストを主担当、後輩2名の設計レビューも担当」のように、担当工程と責任範囲を簡潔に示します。役割の境界を明確にすることで、入社後の活躍イメージが伝わりやすくなるでしょう。
使用言語・OS・ハードウェア環境を具体的に列挙する
組み込みエンジニアのスキルは、使用言語・OS・ハードウェア環境の組み合わせで判断されます。採用担当者は応募者の技術スタックが自社の開発環境と合致するかを確認するため、具体的に記載することが大切です。
記載時は、種別ごとに分類して列挙する形が読みやすくなります。たとえば「C言語(実務7年)、RTOS:FreeRTOS v10、マイコン:STM32」のように整理しましょう。使用経験年数やバージョン情報を加えると、習熟度まで採用担当者に伝わります。
プロジェクト規模とチームでの貢献を数字で示す
採用担当者は、応募者がどのような規模・体制の開発現場で働いてきたかを把握しようとしています。チーム人数やプロジェクト期間、人月規模、担当モジュール数などを数字で明示すると、経験と規模感が伝わりやすくなるでしょう。
たとえば「開発チーム8名・30人月規模で通信制御モジュールの実装を担当」のように記載すると、貢献と成果が伝わります。数値化が難しい業務でも、「週次定例を主導し進捗共有を担当」のように役割を明確に示すことが重要です。
守秘義務に配慮し開示できる範囲で具体的に書く
組み込みエンジニアが携わるプロジェクトは、製品仕様や顧客情報など機密性が高いものが多くあります。守秘義務を守りながら経験を伝えるには、製品カテゴリや技術的なアプローチを軸に書く方法が有効です。
「車載ECUのファームウェア開発(詳細は非公開)」と前置きしたうえで、担当した技術領域・工程・規模を記載します。製品名や顧客名を出せなくても、「ISO 26262準拠の設計経験あり」のように規格対応で専門性を示すことは可能です。守秘義務を理由に詳細を一切書かないと、経験の深さを採用担当者が判断できなくなるため、開示できる範囲で記載しましょう。
応募先の求人票・技術ニーズに合わせて記載内容を調整する
職務経歴書を全社共通で使い回すのではなく、応募先の求人票に合わせて記載内容を調整した方が書類選考の通過率が高まります。自社の開発環境に近いスキルを持つ応募者を求めているため、求められている技術を職務経歴書の前半に配置することが重要です。
たとえば求人票に「ROS2経験者歓迎」とあれば、スキル欄でROS2を先に記載します。職務経歴でもROS2活用プロジェクトを厚めに書くと効果的です。応募先が求めるスキルに応えられる事実を具体的に示すと、選考通過率の向上につながります。
組み込みエンジニアとしてのキャリア戦略については、以下の記事も参考にしてください。
組み込みエンジニアならではの技術スキルの書き方

C言語・C++の使用経験と習熟度
C言語・C++は組み込みエンジニアの中核となるスキルです。採用担当者がどの言語をどの程度使えるかを確認するため、実務年数とともに使用した用途を添えましょう。
たとえば「C言語:実務7年(通信ドライバ実装)」のように記載します。あわせて「C++:実務3年(ステートマシン設計)」と添えると、技術的な深さが伝わるでしょう。ポインタ操作やメモリ管理、ビット操作など組み込み特有の実装経験があれば、具体的に言及することが有効です。
RTOS・マイコン・通信規格
RTOS・マイコン・通信規格は、組み込みエンジニアに特有の技術領域です。RTOSとは、リアルタイム処理に対応したOSを指します。採用担当者がこれらを確認するのは、自社の開発環境と応募者のスキルが合致するかを判断するためです。
使用経験のあるRTOS・マイコン・通信規格は、カテゴリ別に整理して記載しましょう。RTOSはFreeRTOSやVxWorks、マイコンはARM Cortex-MやRXシリーズが代表例です。通信規格ではCAN・UART・SPI・I2Cなどがあり、具体的な名称を挙げて記載しましょう。たとえば「RTOS:FreeRTOS(実務4年)、マイコン:STM32」のように書くと、経験の全体像が伝わります。
デバッグツール・開発環境・評価機器
デバッグツールや評価機器の使用経験は、即戦力性を示すうえで有効な情報です。採用担当者は自社の開発環境で早期に活躍できるかを判断するため、ツール経験が一致するほど書類選考で有利になります。
記載すべきは、JTAG/SWDデバッガやオシロスコープ、ロジックアナライザなどの使用経験です。あわせて、STM32CubeIDEやIAR Embedded Workbenchなどの開発環境も具体名で挙げます。「STM32CubeIDEでのデバッグ経験」のように書くと、開発環境の親和性を採用担当者が確認しやすくなるでしょう。

担当工程別に見る職務経歴書の書き方

設計担当者の場合
設計担当者が職務経歴書を書く際に重視すべきなのは、設計判断の根拠と成果を伝えることです。採用担当者は、なぜその設計を選んだかという思考プロセスを確認しています。
たとえば「FreeRTOSを採用し、優先度設定で応答時間を40%短縮」のように記載します。記載する際には、設計判断の理由と成果を数値で示すと効果的です。ハードウェア制約(メモリ量・クロック周波数)を前提にした設計の工夫を記載することでも、採用担当者に設計力の深さを伝えられます。
実装・デバッグ担当者の場合
実装・デバッグ担当者は、実装の規模と品質への貢献を具体的に記載することが重要です。採用担当者は、どれくらいの規模のコードをどのように品質管理したかを確認しています。
たとえば「通信制御モジュール約15,000行の実装と単体テストを担当」のように規模を示しましょう。「静的解析ツール(PC-lint)を導入しコーディング規約違反を80%削減」と書くと、品質改善の取り組みが伝わります。デバッグ経験では「オシロスコープでSPI通信のタイミング解析を行いバグを特定」のように具体例を添えると効果的です。具体的な手法を示すと、技術力が採用担当者に伝わりやすくなるでしょう。
テスト・評価担当者の場合
テスト・評価担当者は、品質保証への貢献と使用したテスト手法を具体的に記載することが重要です。採用担当者は、品質に対する意識の高さとテスト設計の論理性を評価しています。
たとえば「ISO 26262 ASIL-B対応製品の機能安全テストを担当」のように業務範囲を示しましょう。あわせて「テスト仕様書の作成から不具合管理まで主導し、バグ発見率を前工程比25%向上」と記載します。
使用したテストツールとして、VectorCASTやTestwell CTC++の経験があれば添えておくと効果的です。ハードウェアのインサーキットテスト経験を記載しておくと、即戦力性が採用担当者に伝わります。
担当工程別の職務経歴書の書き方を詳しく知りたい方は、エンジニア転職に強みを持つ転職エージェントの活用がおすすめです。元エンジニアのアドバイザーが、組み込みエンジニアの転職活動に役立つ情報をお伝えします。
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今すぐ無料で相談する組み込みエンジニアの職務経歴書の記入例
| 【職務要約】 C言語を使用した車載ECUのファームウェア開発を8年間担当してきました。担当工程は詳細設計・実装・単体テストが中心で、チームリーダーとしてソフトウェア担当メンバー5名のレビュー業務も担っています。 直近では通信制御モジュールの再設計を主導し、CAN通信のエラー発生率を従来比35%低減しました。 【職務経歴】 株式会社〇〇(20XX年X月〜現在) 事業内容:自動車部品メーカー・車載ECU開発 チーム構成:開発チーム10名(ソフトウェア6名・ハードウェア4名)・50人月規模 担当工程:詳細設計・実装・単体テスト・レビュー ●プロジェクト1:通信制御モジュールの再設計 ・通信エラーの多発を課題に、CAN通信ドライバの割り込み処理を見直し ・FreeRTOSのタスク優先度を再設計し、通信遅延を改善 ・CAN通信のエラー発生率を従来比35%低減 ●プロジェクト2:ボディ系ECUのドライバ開発と品質改善 ・コーディング規約違反の多発を課題に、PC-lintを用いた静的解析を導入 ・ボディ系ECUの通信制御ドライバ(CAN・LIN)の設計・実装を担当 ・規約違反を80%削減し、チームリーダーとして5名のレビューを主導 【スキル・資格】 ・使用言語:C言語(実務8年)、C++(実務2年) ・RTOS:FreeRTOS v10(実務5年) ・マイコン:STM32(ARM Cortex-M4)・RX65N ・通信規格:CAN・LIN・UART・SPI・I2C ・開発環境:STM32CubeIDE・e2 studio ・静的解析:PC-lint ・バージョン管理:Git・SVN ・資格:基本情報技術者(20XX年取得) 【活かせる経験】 ISO 26262 ASIL-B対応のソフトウェア開発で安全分析(FMEA)の作成経験があります。C++を用いたステートマシン設計や、車載の安全要件に準拠した設計・レビューの知見を、貴社の機能安全対応製品の開発に活かせます。 【自己PR】 8年間にわたって車載ECUのファームウェア開発に携わり、設計から品質管理まで一貫して担ってきました。通信制御モジュールの再設計ではCAN通信エラー発生率を35%低減し、製品の市場品質向上に貢献しました。あわせてPC-lintによる静的解析の導入を主導し、チーム全体のコーディング規約準拠率を高めた実績もあります。 今後はより高度な設計判断が求められる上流工程に携わりながら、組織全体の技術力向上に貢献したいと考えています。 |
職務要約の例文とポイント
| 【記入例】 |
| C言語を使用した車載ECUのファームウェア開発を8年間担当してきました。担当工程は詳細設計・実装・単体テストが中心で、チームリーダーとしてソフトウェア担当メンバー5名のレビュー業務も担っています。 直近では通信制御モジュールの再設計を主導し、CAN通信のエラー発生率を従来比35%低減しました。 |
職務要約を書く際のポイントは以下の3つです。
- 経験年数と主な技術スタックを冒頭に入れる
- 担当工程と役割を1〜2文で示す
- 直近の成果を具体的な数値で締める
経験年数・技術・役割・成果を3〜5行にまとめることで、採用担当者が最初の数秒で応募者の全体像を把握しやすくなります。
職務経歴の例文とポイント
| 【記入例】 |
| 株式会社〇〇(20XX年X月〜現在) 事業内容:自動車部品メーカー・車載ECU開発 チーム構成:開発チーム10名(ソフトウェア6名・ハードウェア4名)・50人月規模 担当工程:詳細設計・実装・単体テスト・レビュー ●プロジェクト1:通信制御モジュールの再設計 ・通信エラーの多発を課題に、CAN通信ドライバの割り込み処理を見直し ・FreeRTOSのタスク優先度を再設計し、通信遅延を改善 ・CAN通信のエラー発生率を従来比35%低減 ●プロジェクト2:ボディ系ECUのドライバ開発と品質改善 ・コーディング規約違反の多発を課題に、PC-lintを用いた静的解析を導入 ・ボディ系ECUの通信制御ドライバ(CAN・LIN)の設計・実装を担当 ・規約違反を80%削減し、チームリーダーとして5名のレビューを主導 |
職務経歴を書く際のポイントは以下の3つです。
- 基本情報として事業内容・チーム構成(人員数・人月規模)・担当工程を先に整理する
- 課題・工夫・成果の流れで担当業務を記載する
- 箇条書きで担当業務を具体的に列挙する
採用担当者は担当業務の一覧ではなく、取り組み方と成果を確認しています。プロジェクト単位で、なぜその技術を採用し、どのような工夫をしたかを記載することが重要です。そのうえでどのような結果を出したかを示すと、採用担当者が実力を正確に判断しやすくなるでしょう。
スキル・資格の例文とポイント
| 【記入例】 |
| ・使用言語:C言語(実務8年)、C++(実務2年) ・RTOS:FreeRTOS v10(実務5年) ・マイコン:STM32(ARM Cortex-M4)・RX65N ・通信規格:CAN・LIN・UART・SPI・I2C ・開発環境:STM32CubeIDE・e2 studio ・静的解析:PC-lint ・バージョン管理:Git・SVN ・資格:基本情報技術者(20XX年取得) |
スキル・資格を書く際のポイントは以下の3つです。
- 使用言語・RTOS・マイコン・通信規格・ツール・資格をカテゴリ別に分類する
- バージョンと実務年数を必ず添える
- 応募先の求人票に記載されている技術を前に配置する
技術名を羅列するだけでは習熟度が伝わりません。カテゴリ別に整理し、実務年数を添えることで、採用担当者が即戦力性を判断しやすくなります。
活かせる経験の例文とポイント
| 【記入例】 |
| ISO 26262 ASIL-B対応のソフトウェア開発で安全分析(FMEA)の作成経験があります。C++を用いたステートマシン設計や、車載の安全要件に準拠した設計・レビューの知見を、貴社の機能安全対応製品の開発に活かせます。 |
活かせる経験を書く際のポイントは以下の3つです。
- 職務経歴欄で書ききれなかった強みを補足する
- 応募先でどう活かせるかを具体的に示す
- 規格対応経験(ISO 26262・IEC 62304など)があれば明示する
職務経歴欄との重複を避けながら、応募先でどのように活かせるかを意識して記載することが重要です。守秘義務で詳細を出せないプロジェクトの経験も、規格対応や工程経験という切り口で採用担当者に伝えられます。
自己PRの例文とポイント
| 【記入例】 |
| 8年間にわたって車載ECUのファームウェア開発に携わり、設計から品質管理まで一貫して担ってきました。通信制御モジュールの再設計ではCAN通信エラー発生率を35%低減し、製品の市場品質向上に貢献しました。あわせてPC-lintによる静的解析の導入を主導し、チーム全体のコーディング規約準拠率を高めた実績もあります。 今後はより高度な設計判断が求められる上流工程に携わりながら、組織全体の技術力向上に貢献したいと考えています。 |
自己PRを書く際のポイントは以下の3つです。
- 事業への貢献と技術の工夫を両方盛り込む
- 成果は具体的な数値で示す
- キャリアビジョンで締める
採用担当者が確認しているのは、技術力だけでなく入社後にどう貢献できるかというビジョンです。過去の実績と今後の方向性をセットで伝えることで、入社後の活躍イメージが採用担当者に伝わります。
組み込みエンジニアの職務経歴書で注意したいポイント

技術スキルの羅列で終わらせない
スキル欄に使用経験のある言語や環境を羅列するだけでは、採用担当者は習熟度や実際の活用場面を把握できません。技術名を書くだけでなく、どのような規模・目的で使用したかを添えることが重要です。
たとえば「C言語・FreeRTOS・STM32」とだけ書いた場合、教育目的か実務での使用かを採用担当者は判断できません。そのため、「C言語(実務7年・マイコン周辺回路のドライバ実装)」のように用途と年数を付記しましょう。具体性のある記載は、採用担当者が実力を判断する材料になります。
社内用語や専門用語を多用しない
採用担当者は必ずしも組み込みエンジニアの技術に詳しいわけではありません。社内特有の略語やプロジェクト固有の用語を多用すると、職務内容が正確に伝わらない可能性があります。
略語を使う際は正式名称を添え、社内固有の用語は分かりやすい言葉に言い換えることが大切です。たとえば「FMEA(故障モード影響解析)」のように括弧書きで補足すると、内容が正確に伝わります。採用担当者が読んで理解できる表記を意識することで、評価につながりやすくなるでしょう。
ソフト開発の記述だけで終わらせない
組み込みエンジニアはソフトウェア開発だけでなく、ハードウェアに近い場面で働くことが多い職種です。ハードウェアとの連携や評価機器の操作、ハードウェアチームとの調整なども実務に含まれます。こうした経験を盛り込まなければ、ソフトとハードの両面に関わってきた実務が伝わりにくくなるでしょう。
たとえば「オシロスコープ・ロジックアナライザでのデバッグ経験」のような記述を加えるのが有効です。「ハードウェアチームとの仕様調整経験」なども添えると、実務の幅広さが採用担当者に伝わります。ソフト開発だけでなくハードウェア理解のある人材だと示せると、競合との差別化につながるでしょう。
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組み込みエンジニアの職務経歴書は、職務要約・職務経歴・スキル・資格・活かせる経験・自己PRで構成されます。採用担当者が評価するのは、担当工程と役割の明確さ、技術スキルの具体性、プロジェクトへの貢献と成果の数値化です。
技術スキルはカテゴリ別に整理し、用途と実務年数を添えて伝えましょう。担当工程別では、設計担当者は設計判断の根拠と成果を示します。実装担当者は実装規模と品質改善、テスト担当者はテスト設計の論理性をそれぞれアピールしましょう。組み込みエンジニアならではの技術経験と応募先のニーズを結びつけた職務経歴書に仕上げることが重要です。
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