コロナ禍以降、転職活動でリモート面接を実施する企業が増えています。実際にオフィスに足を運んで対面で行う面接に比べて心理的ハードルは下がるものの、面接の重要性に変わりはありません。
ここでは、ITエンジニアの転職におけるリモート面接の流れ、事前に行うべき準備、リモート面接だからこそ気を付けるべきポイントについて解説します。さらにキッカケエージェントでは、随時リモート面接対策を無料で実施しています。この機会にぜひ新規登録いただき、リモート面接対策にお役立てください。
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今すぐ無料で相談するリモート面接とは?

リモート面接とは、パソコンやタブレット、スマホなどの端末を使い、インターネット回線経由で実施する面接のことです。一般的には、ZoomやTeams、SkypeなどのWeb会議ツールが使用されます。また、リモート面接は、Web面接、オンライン面接と呼ばれることもあります。
対面の面接との違い
リモート面接は対面の場合と異なり、画面越しなので表情が分かりづらかったり、音声が聞こえづらかったりするケースがあります。画面に映される表情、マイク越しの声は接続環境やセッティングに大きく左右されるため、事前準備が非常に重要といえるでしょう。
リモート面接を取り巻く現在のトレンド
コロナ禍以降、リモート面接を実施する企業は変わらず多いものの、対面実施のみに舵を切る傾向も見られます。株式会社学情が2023年3月に行った「2024年卒の採用状況」に関するアンケートの中で実施した「選考の実施形式(対面かオンラインか)」についての調査では、「対面のみ」と回答した企業が27.4%で最多でした。企業側は新型コロナウイルスの感染状況が落ち着くなどしたことから、応募者のヒューマンスキル、コミュニケーションスキルをより深く理解できる対面形式を選ぶトレンドが強まっていることが分かります。
とはいえ、以下の理由で企業側・応募者双方にとって有利な事情も存在するため、今後もリモート面接を採用プロセスに組み込む企業が激減することはないと想定されます。そのため、転職を考えているエンジニアにとって、リモート対策は必須といえるでしょう。
リモート面接が選ばれる理由
エンジニア転職において引き続き企業がリモート面接を選ぶ理由には以下の点があります。
コスト削減
1つ目の理由は、リモート面接によってコスト削減ができる点です。対面面接の場合、採用担当者は会場設営などのために多くの時間と労力を費やさなければなりません。また、応募者も面接会場に足を運ぶために交通費などの費用がかかります。リモート面接であれば、企業側・応募者ともにこれらのコストを削減できます。
コミュニケーションがスムーズ
2つ目の理由として、リモート面接だと応募者は手元にメモや資料を準備して参照しやすいため、十分な量の情報を正確に伝えられるというメリットもあります。もっとも、上述したように対面で行うコミュニケーションに比べて、リモート面接では限界がある部分もあり、注意も必要です。
採用活動が効率よく行える
3つ目の理由は、応募者がリモート面接を最大限に活用することで転職活動を効率よく行える点です。自宅にいながら1日に何件もの企業と面接を行えるため、時間を有効に使えます。また、地方から首都圏の企業を応募する場合もオンラインであれば移動の心配もコストも不要です。
キッカケエージェントでは、新規会員登録の方に特典をご用意。また、リモート面接対策を無料で実施しています。登録はこちらから。
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今すぐ無料で相談するリモート面接の流れ

ここでは、リモート面接の一般的な流れと注意するポイントについてご紹介します。
①リモート面接用のURLの通知
面接に先立って、企業側からZoomやGoogle Meetなどの面接用URLが送付されます。それぞれのツールに慣れていない場合は、あらかじめ操作方法を確認しておきましょう。
②開始時間前にURL先で待機
URLをクリックし入室します。クリックするのは数秒で完了しますが、インターネットが遅延する可能性もあるため、余裕を持って接続し、心を整えて待機しましょう。その時点では面接官が入室していなくても、待機すれば相手がいつ接続されるか分からないため、面接はすでに始まっていると考えておきましょう。
③入室
面接官が入室を承認し、画面上に表示されたら対面の面接と同じようにあいさつからスタートします。第一印象が大切なのはリモート面接も同じです。「初めまして。本日面接を受けさせていただきます〇〇と申します。お時間いただき、ありがとうございます。本日はよろしくお願いいたします」などと、カメラを見ながらはっきりと伝えましょう。
④リモート面接
いよいよリモート面接のスタートです。基本的な心構えは対面の面接と同じです。自分の手元にあるメモがカメラには映らないとしても頼り過ぎることなく、対面のときと同じような気持ちで面接官の反応を見ながらコミュニケーションを取りましょう。
⑤退室
お礼を述べて退室します(後述の「よくある質問」も参照)。
キッカケエージェントではリモート面接対策を無料で実施しています。リモート面接が苦手な方も、一緒に確認しながら徹底的に対策しましょう。
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今すぐ無料で相談するリモート面接の事前準備

インターネット環境
ZoomやTeams、Google Meetなど面接の際に使用するツールによって、推奨される通信環境がどのくらいなのかチェックしておくことをおすすめします。
スマホのテザリング、フリーWi-Fiスポットは通信環境が不安定なため、避けましょう。そもそもフリーWi-Fiはセキュリティ上問題があるため、応募者の情報漏洩に対するリテラシーが問題視されかねません。エンジニアとしての経験やスキルがいかに豊富でも、インターネット環境の下準備が不十分で採用見送りになるのは非常に残念なことです。
端末など使用機器
リモート面接の際に使用する端末はパソコンが理想的です。パソコンに内蔵マイクがついていないのであれば、マイク機能がついたイヤホンを選びましょう。また、パソコンの内蔵カメラで正面から映すことが難しい場合、別途カメラを購入し、面接に適切な画角を作っておくことをおすすめします。もちろん、スマホでつなぐ場合も適切な高さで固定し、前もって画角のチェックを行います。
周辺の環境
リモート面接の際は自宅の静かな環境を選びましょう。周囲の音や子どもの声などが入らないように、できれば独立した部屋で扉を閉めて面接に臨めるのがベストです。カフェなど気が散ってしまうような環境は避けましょう。
また、背景はシンプルな色を選びます。ツールによってはバーチャル背景を利用するのも一つの方法でしょう。バックに洗濯物が干されているなど、生活感が出てしまう背景には要注意です。
接続確認
ツールによっては、スマホではアプリのダウンロードが必須のものもあります。企業側が指定したツールやアプリの使用方法についてよく理解しておきましょう。
キッカケエージェントでは、リモート面接を成功させるための効果的な準備を伝授。無料でリモート面接対策し、転職成功をバックアップいたします。お問い合わせはこちらから。
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今すぐ無料で相談するリモート面接で聞かれる質問

リモート面接で聞かれる質問は、基本的には対面の面接と変わりありません。主なものとしては以下のような質問があります。
自己紹介
名前に加えて、相手に深掘りしてほしいことを含めて端的にまとめます。例えば、これまでの開発経験などを通じて、自分の性格やヒューマンスキルが伝わるようにすると良いでしょう。
自己PR
エンジニアとしてのスキル、強みを述べます。漠然と列挙するだけでなく、スキルを証明する具体的エピソードや経験を含めて回答しましょう。
企業選びの軸
面接官は「企業選びの軸」を尋ねることで、応募者が自社にフィットするかを判断する基準にしたいと思っています。この質問に対してはまず結論を述べ、それから企業選びの軸となった背景や理由を具体的なエピソードを交えて説明します。
志望動機
面接官は志望動機を通じて「自社についてきちんと理解しているか」「入社意欲がどの程度あるか」「社風やカルチャーにマッチしそうか」「入社後も活躍できそうか」を判断する基準にしています。競合他社と比べてなぜその企業を選んだのか、具体的で説得力ある内容で語ります。
逆質問
面接ではほとんどの場合、最後に「当社についてなにか質問がありますか?」と尋ねられます。ここでは、ホームページなどを見て調べれば分かるような質問はしないようにしましょう。下準備が不十分であることを露呈してしまうことになります。むしろ、採用担当者にこちらの熱意が伝わるような質問をしたいところです。
キッカケエージェントでは各企業のニーズに基づいた効果的なリモート面接対策を実施しています。新規で会員登録してくださった方には特典があるので、お問い合わせを。
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今すぐ無料で相談するリモート面接で押さえておきたいマナー

リモート面接であっても、対面での面接と同じようビジネスマナーを守りましょう。気を付けたいのは以下のような点です。
服装
対面の面接と同様で、基本はスーツです。相手企業のカルチャーによって襟付きのシャツやジャケットなどのビジネスカジュアルでも構わないといったケースもありますが、迷った場合はスーツを選びましょう。
目線
カメラを見て話しましょう。資料を見ようとして別のモニターを見たり、画面上の面接官を見たりしようとすると目線が外れてしまいます。
姿勢
背筋を伸ばし、上半身全体が映るようにして端末を固定します。
話し方
マイクを意識して、ゆっくりはっきりと話しましょう。対面でのように矢継ぎ早に話すと、インターネット回線を経由することによるタイムラグにより、相手の発話と重なってしまうことがあります。相手が話したあと、ひと呼吸置いて発言するなどの工夫が必要です。
キッカケエージェントでは、リモート面接のチェックポイントを指南。新規で会員登録してくださった方には特典があります。お問い合わせはこちらから。
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今すぐ無料で相談するリモート面接で面接官がチェックしているポイント

ビジネスパーソンとしての基本
リモート面接に際してはネット環境を整えたり、端末やアプリを準備したりするなど、思った以上に「段取り力」が必要です。リモート面接に遅れずに入室し、適切な画角で、明瞭な音声でやりとりできること自体、応募者がビジネスパーソンとしての基本をすでに備えている証拠とみなされます。
マインドセット
リモート面接に限ったことではありませんが、面接官の質問に対して事実に基づいて自己評価するか、見解ばかり述べるか、応募者のマインドセットがチェックされています。応募者が組織内でどのように自己を位置づけるかが見られており、入社後のプロジェクトで活躍できるか、企業のカルチャーにマッチするかが問われています。
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今すぐ無料で相談するリモート面接のトラブル

Q:指定されたURLに繋がらない
A:指定されたURLに入っていますか?URLをコピペしたときにスペースが入ってしまうと、繋がらないこともあるようです。
Q:音声が聞こえない
A:通信環境のトラブル、あるいはマイクや端末に問題がある可能性もあります。すでに面接の時間になっていれば、問題解決を試みる時間はありませんので、チャットで連絡し、入り直しましょう。
Q:途中で切れる
A:万が一に備えて、あらかじめ担当者の連絡先を書き留めておきましょう。また、端末の充電も前もって確認しておきます。
キッカケエージェントではリモート面接の攻略法をお伝えしています。無料で面接対策サポートしていますので、ぜひご活用ください。
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今すぐ無料で相談するリモート面接攻略完全チェックリスト

リモート面接の際にチェックしておきたいポイントをリストにしました。上述した内容と合わせてお役立てください。
- ツールへの接続は問題ないか
- 音質と画質は問題ないか
- 背景、目線、画角は問題ないか
- 適切なアカウント名が設定されているか
- 緊急連絡先とURLは確認したか
- 面接に集中できる環境であるか
- 時間が厳守できているか
- 画面ONの設定になっているか
- デバイスの充電は問題ないか
面接によって使用するツールは異なるので、事前にツールへ接続したうえで、音質や画質、カメラへの映りなどが問題ないかをテストしておきましょう。
また、相手側に不信感を与えないためにも、アカウント名は本名フルネームに設定し、最初から画面ONにしておくのも大切です。
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今すぐ無料で相談するリモート面接に関するよくある質問

Q:リモート面接ではスマホとPCはどちらがおすすめですか?
A:PCがおすすめです。なぜなら、面接中に参照する資料を送るためのURLを自分から共有したいときなど、パソコンであれば操作がしやすいからです。
Q:面接が終わったとき、どのように退出したら良いですか?
A:終了した瞬間に退出するのに迷いがある場合は、一礼して一旦画面をオフにしてしばらく待つのも良いかもしれません。採用担当者の側から「退出していただいて結構です」と声を掛けてもらえることもあります。
キッカケエージェントではリモート面接に役立つチェックポイントを指南。リモート面接が苦手な方にも手厚いサポートを行っています。
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今すぐ無料で相談するまとめ

リモート面接の場合、対面よりも心理的ハードルは下がるかもしれませんが、重要性はまったく変わりません。むしろ、下準備などのビジネスパーソンとしての段取り力や、画面越しのコミュニケーションなど、難易度は対面の場合より高いかもしれません。事前にしっかり準備して、志望企業からの内定を勝ち取りましょう。
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