転職面接において、服装は求職者の第一印象を決める大事なポイントです。新卒採用の場合はリクルートスーツを着用しますが、中途採用の面接ではどのような服装が好ましいのでしょうか。
本記事では、転職面接での服装の選び方や面接官が注目しているポイント、オフィスカジュアルな服装や私服を指定された場合の注意点などを詳しく解説します。
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今すぐ無料で相談する転職面接の服装は?面接官が注目しているポイント5つ

初対面の人の第一印象は3秒で決まるといわれています。この3秒の間に、私たちは相手の身なりや雰囲気、表情などから瞬時に印象を判断します。第一印象においては特に視覚情報による影響が大きく、面接においては服装や身だしなみの重要度が非常に高いといえるでしょう。
まずは転職面接の際に、面接官が注目するポイントを5つ紹介します。
1. 清潔感があるか
新卒・中途採用に限らず、清潔感は相手の印象を左右する大事な要素です。面接の際は、頭から足まで清潔感を意識して身なりを整えましょう。
身だしなみを整えたつもりでも、スーツやシャツ、小物に汚れやシワが付いていると、だらしなく見えるでしょう。反対にスーツやシャツにアイロンをかけていても、ひげの剃り残しがあったり寝癖がついていたりすると、清潔な印象を与えられません。
男性はひげの手入れにくわえ、髪が耳にかかっていたり襟足が目立ったりするようであれば、面接前に髪を切りましょう。女性であれば髪が長い場合は束ねて、髪が顔にかからないように気をつけましょう。
2. TPOに合っているか
服装がTPOに合っているかどうかも面接官は注目しています。面接官は、求職者がビジネスパーソンとしてコミュニケーションを取り合う場(面接)に相応しい服装選びができる人材であるか見極めています。
転職面接では、新卒面接のようにリクルートスーツやリクルートカバンを選ぶ必要はありません。むしろ学生時代に使っていたリクルートスーツでは頼りない印象を与えかねないため、ビジネススーツなどの服装が好ましいといえます。服装に指定がない場合は応募先の企業の雰囲気を参考に、TPOに合った服装を心がけましょう。
3. 体型にフィットしているか
面接で着用するスーツが体型に合っていることも事前に確認しましょう。入社後、普段着で出社可能な企業でも、客先訪問の際はスーツを着用するケースがあります。そうした場合を想定して、場にふさわしい装いができているか、自分の体型・身なりを客観視できているか面接官は確認しています。
体型に合っていないスーツはだらしない、または窮屈な印象を与えかねません。普段スーツを着る機会がないと、久々に袖を通すとサイズが変わっていることもあります。直前になって慌てないためにも、あらかじめ実際にスーツを着てサイズを確認しておきましょう。
4. 統一感はあるか
ビジネススーツやオフィスカジュアルで面接に臨むときは、全身の統一感も大切です。スーツを着用していても足元がスニーカーでは場にふさわしい装いとはいえません。また、履きつぶされた靴や派手な色の靴、ハイブランドのロゴが入っているような靴も厳禁です。
同様に面接で使用するカバンも、リュックやトートバッグなどのカジュアルなものは避けましょう。面接前には一度すべて着用してみて、全体の統一感があるか確認することをおすすめします。
5. 面接に適したスーツか
転職面接で着用するビジネススーツは、色や柄にも注意しましょう。転職面接の場合は、スーツ選びで社会人としての余裕を演出する方法もあります。
無地のブラックでも問題はありませんが、リクルートスーツのような堅苦しい印象を与えてしまいます。応募先企業の社風に合う範囲で、ダークグレーやチャコールグレー、ダークブラウン、ベージュなどのカラーも選択肢に入れてみるのも良いでしょう。
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今すぐ無料で相談する【男女別】スーツ・持ち物の例

ここからは男女別にスーツや持ち物の例を紹介します。
男性の場合
- スーツ:ネイビー、もしくはダークグレーのシングルボタンのスーツ
- シャツ:白や薄い青など無地で光沢のないシャツ
- ネクタイ:スーツとシャツに合わせたネクタイ、柄は無地・小紋・ストライプなど
- 靴:靴ひもがある革靴
- 靴下:黒、濃紺の無地
- カバン:黒、濃紺、ブラウンでA4サイズが入る大きさ、かつ自立するもの
- 時計:装飾が派手なものや一目でブランドだとわかるものは避ける
女性の場合
- スーツ:ネイビーやダークグレー無地のテーラードスーツに膝丈のタイトスカート、もしくはパンツスタイル
- インナー:白かパステルカラーで胸元が大きく開いていないシャツ、もしくはブラウス
- バッグ:黒、濃紺、ブラウンでA4サイズが入る大きさ、かつ自立するもの
- パンプス:黒のパンプス、ヒールの高さは5~7cm程度
- タイツ:ベージュもしくはオークルのナチュラルストッキング
- 時計:装飾が派手なものや一目でブランドだとわかるものは避ける
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今すぐ無料で相談する季節ごとの服装のポイント

面接時の服装は季節ごとにもポイントがあります。シーンに合わせて服装もアレンジしましょう。
【夏】クールビスでも良いか確認する
スーツ着用が必須でも、夏はクールビズを実施している企業が増えています。そうした企業では、採用面接でもクールビスが認められている場合があります。ただし、自分で判断するのは厳禁です。
事前に企業から案内があれば、ノーネクタイやジャケットなしでも構いません。ただし、集団面接で他の求職者がジャケットを着用している場合は、同様に着用するのが無難です。そのようなケースを想定して、ジャケットやネクタイも持参しておきましょう。
クールビズについて指定がなければ、通常のスーツスタイルで臨みます。夏は汗をかきやすいため、通気性の良い綿や麻などの素材を選びます。汗をよくかく方はハンカチを忘れずに持参しましょう。
【冬】コートもTPOに合わせたものを
冬は防寒のためにコートを着て面接会場に向かうことになるでしょう。コートを着ること自体は問題ありませんが、派手なデザインのものは避けるのがマナーです。裏地があるウール素材のコートを羽織り、マフラーや手袋もスーツ、靴に合わせたものを選ぶと統一感が出ます。
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今すぐ無料で相談する服装に指定がないときはどうする?

転職面接の案内では「服装は自由です」「私服でお越しください」などと伝えられる場合があります。ビジネススーツではないことで気が抜けてしまい「ラフな服装で行こう」と考えてしまうかもしれません。
しかし私服を指定されたからといって、どのような服装でも良いわけではありません。服装に指定がない場合は、オフィスカジュアルで面接に臨みましょう。オフィスカジュアルは「スーツほどフォーマルではないが、ビジネスの場にふさわしい服装のこと」です。できれば事前に社員の仕事着をリサーチして、会社の雰囲気に合う服装を意識しましょう。
オフィスカジュアルのときの4つのポイント

オフィスカジュアルは、ビジネススーツよりもその人の個性が出やすい服装です。面接官にマイナスな印象を与えないためには、次の4つのポイントを押さえておきましょう。
1. 清潔感を保つ
ビジネススーツと同様に、オフィスカジュアルでも相手に不快な印象を与えないような清潔感のある身なりを心がけましょう。
オフィスカジュアルでも基本的にはジャケットを羽織ります。ジャケット、ブラウス、シャツ、パンツ、スカートはシワや汚れがないように、事前にクリーニングに出しておきましょう。
2. ベーシックなカラーでまとめる
オフィスカジュアルなコーディネートを組むときは、ベーシックな色合いでまとめると自然で落ち着いた着こなしができます。
転職面接は新卒面接よりもカジュアルな雰囲気で行われることが多いため、初々しさよりもキャリアを積んできたことがわかるような、自然な着こなしを意識した服装を選ぶと良いでしょう。
3. 職種や企業の雰囲気に合わせる
オフィスカジュアルといってもどの程度までラフな服装が許されるかは、企業の雰囲気によって異なります。そのため、転職面接の場ではできるだけシンプルな色使いのものを選ぶのが無難です。
機会があれば事前に社員の服装を観察して、社内で許容されている範囲を見極めてから服装を選びましょう。
4. 過度な露出や派手な服装はNG
オフィスカジュアルを意識しても、肌の露出が多い服や派手な色の服はビジネスシーンに適しません。女性の場合、夏場はノースリーブのオフィスカジュアルを認めている企業もありますが、面接の場ではジャケットを着用しましょう。
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今すぐ無料で相談する服装以外の身だしなみで気をつけるポイント

面接当日は服装以外にも髪型やメイク、ネイルなどに気をつける必要があります。新卒採用のように厳しい決まりはありませんが、面接に向けて注意すべきポイントを押さえておきましょう。
1. 髪型
新卒面接で染髪は基本的に厳禁ですが、中途採用の場合、そうした制限はないことがほとんどです。おしゃれも身だしなみのひとつとして「派手な色でなければ黒髪でなくとも良い」としている企業が多いといえます。そのため、派手な色、極端に明るい色でなければ黒髪に戻す必要はありません。
ただし色がプリンのように分かれている、過度に傷んでいる場合など、だらしなさやTPOを守れない印象を与える恐れがあるなら、染色して落ち着いた色にカラーリングしましょう。男性も個性的な髪型・髪色は控え、整髪料のつけすぎにも注意しましょう。
2. メイク
女性はナチュラルメイクが基本です。つけまつげやカラーコンタクトなどの使用は控え、アイシャドウや口紅などは控えめな色を選びます。普段ノーメイクの方は、ベースメイクをして顔色が明るく見えるようにすると良いでしょう。
男性の場合は、髪型だけでなく眉毛を整えると印象が良くなります。自身でケアしたりサロンで整えたりすると、より清潔感が高まります。
3. ネイル
社内規定でネイルが許可されている企業もありますが、転職面接の段階であればネイルはしない方が無難です。もしネイルをしている場合は、当日までにネイルオフしておきましょう。
爪の血色がどうしても気になる場合は、薄いベージュやピンクなどの一色塗りで血色を明るく見せる方法もあります。年配の面接官に悪い印象を与える恐れがあるため、長すぎる爪やワンポイントネイルなども控えましょう。
4.アクセサリー
アクセサリーは時計や結婚指輪程度にして、ネックレスやピアスは外しましょう。派手な時計はビジネスシーンにふさわしくないため、シンプルなデザインのものを着用します。
5.香水・柔軟剤
香水や柔軟剤の香りは人によって好みが異なり、不快に感じてしまうことがあります。面接の際は香水の使用は控え、柔軟剤の量にも気をつけましょう。
また昼食後に面接を控えている場合は、焼肉やカレーなどのニオイや汚れがつきやすいものは控えることをおすすめします。
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今すぐ無料で相談するまとめ

転職面接の服装はスーツが基本です。服装自由の場合は、企業の雰囲気を確認してオフィスカジュアルで臨みましょう。スーツとオフィスカジュアルはそれぞれポイントや注意点があります。マナーを守りながら清潔感や統一感を意識しましょう。
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