職務経歴書を前に、「自分の仕事を何から書けばいいのかわからない」と手が止まった経験はないでしょうか。
プロダクトマネージャーは、エンジニアのようにコードの内容で成果を示せるわけではありません。営業のように売上という数字で自分の貢献を切り出せるわけでもないでしょう。
チームを動かし、プロダクトを前進させてきた経験があっても、職務経歴書に落とし込むのは、思いのほか難しいものです。エンジニアや営業向けのテンプレートをそのまま流用しても、PdMの仕事の評価軸には合いません。
書きにくいと感じるのは、能力や経験の不足ではなく、表現の型を知らないためです。
この記事では、以下の内容を解説します。
- 採用担当がプロダクトマネージャーの職務経歴書で見ているポイント
- 職務要約・職務経歴・スキル・自己PRの書き方と記載例
- 数値化できる成果・できない成果、それぞれの言語化パターン
- toCとtoBのプロダクト・フェーズ別の書き方の違い
- 職務経歴書を書いたあとにやるべきこと
プロダクトマネージャーとして書類選考を通過するための具体的な方法をお伝えしているので、ぜひ参考にしてください。
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成果がコードや売上のように数値化しにくいから
プロダクトマネージャーの仕事は、成果を自分1人の貢献として切り出しにくい構造になっています。エンジニアであればコミット数やリリース件数、営業であれば売上や契約数など、指標が明確といえるでしょう。
一方でPdMの成果は、「チームが正しい方向に動いた」「プロダクトの課題が解消された」という状態の変化を指します。その変化が自分の判断や動きによるものだとしても、数字として切り出すのが難しいのです。
採用担当は「何をしてきたか」だけでなく、「どれくらいやってきたか」という定量的な確認もおこないます。規模・人数・成長率・削減率といった観点で評価しようとするため、定性的な表現だけでは書類選考の通過が難しくなるでしょう。
数値化の難しさはPdM固有の課題であり、だからこそ「どう表現するか」の工夫が選考結果を左右するのです。
業務範囲が広すぎて何を書けばいいか迷うから
プロダクトマネージャー業務は、要件定義・リサーチ・ロードマップ策定・ステークホルダー調整・リリース管理など多岐にわたります。すべてを書き並べると、何を強みとする人なのかが伝わらない職務経歴書になるでしょう。逆に絞りすぎると、実際の業務の幅が伝わらなくなってしまいます。
この広すぎる業務範囲が、職務経歴書に何を記載すべきか迷ってしまう原因です。経験してきた業務の量ではなく、プロダクトへの貢献を整理することが、職務経歴書を書くうえでの第一歩といえます。
エンジニア・営業向けテンプレートでは対応できないから
市場に出回っている職務経歴書のテンプレートの多くは、エンジニアや営業職を想定して設計されています。技術スタック欄や工程表など、PdMの評価軸とは異なる項目が並んでいるものも多いです。したがって、そのまま流用しても、自分の強みは伝わりません。
PdMの職務経歴書では、課題の発見から解決までの思考プロセスや、意思決定がプロダクトに与えた影響などが評価されます。既存のテンプレートをベースにしながらも、PdMとしての評価軸に沿った構成に組み替えることが欠かせません。

採用担当がプロダクトマネージャーの職務経歴書で見ているポイント

プロダクト課題の発見から解決までの思考プロセス
採用担当がPdMの職務経歴書で最初に確認するのは、課題の発見から解決に至るプロセスです。施策の事実だけが書かれていても、なぜその打ち手を選んだのかが伝わらなければ、再現性のある人材だと判断されません。
職務経歴書には、課題・打ち手・成果の3点をセットで記載することが求められます。思考の流れが読み手に伝わる構成を意識しましょう。施策の列挙ではなく、判断の根拠を示すことが大切です。
意思決定がプロダクトに与えた影響
PdMの評価軸のひとつは、自分の判断がプロダクトにどう影響したかです。チームで動いた成果であっても、自分の関与と変化をセットで切り出して記載しましょう。
組織の体制や担当範囲を明記すると説得力が増します。人数構成と担当範囲を添えることで、どの規模でどんな裁量を持って動いていたかを伝えることが可能です。担当プロダクトが複数ある場合も、それぞれの関与度がわかるように整理しましょう。
ステークホルダーを巻き込んで動かした実績
PdMはエンジニア・デザイナー・ビジネスサイドなど、さまざまな立場の関係者と連携して仕事を進めます。採用担当は、関係者の巻き込み方と合意形成の難度を職務経歴書から読み取ろうとするのです。
そのため、関係者の数と調整の難度が伝わる表現を意識しましょう。複数チームの合意を取り付けた経験や、経営層への提案で予算承認を得た経験は、PdMとしての影響力を示す要素です。
プロダクトマネージャーの職務経歴書に書くべき項目と書き方
| 【職務要約】 BtoCの学習アプリを展開するスタートアップにて、プロダクトマネージャーを3年間担当しました。グロースフェーズにおいて、ユーザーリサーチと施策立案を主導し、MAUを1.5倍に改善しました。 エンジニア・デザイナー・マーケティングの各チームと連携しながら、月次でのリリースサイクルを実現しています。 現在は新規プロダクトの0→1立ち上げにも携わり、要件定義から初期リリースまでを担っています。 【職務経歴】 ・期間:20XX年4月〜20XX年3月(2年間) ・プロダクト概要:BtoC向け学習アプリ(MAU 30万人) ・体制:PM1名・エンジニア4名・デザイナー1名 ・担当業務:ユーザーリサーチ、施策立案、ロードマップ策定、リリース管理 ・成果:オンボーディング改善により継続率を40%から52%へ向上(+12pt) 【スキル・ツール】 ・Jira:スプリント管理・バックログの優先順位付け ・Notion:仕様書・PRDの作成・チーム内ナレッジ管理 ・Figma:デザイナーとのUI確認・プロトタイプレビュー ・Amplitude:機能別のユーザー行動分析・施策効果の計測 ・Miro:ユーザーストーリーマッピング・ロードマップ整理 【自己PR】 私の強みは、定性・定量の両面からプロダクト課題を特定し、チームを動かして解決策を実行する力です。 前職では、ユーザーインタビューとデータ分析を組み合わせて離脱ポイントを特定し、オンボーディングフローの改善を主導しました。エンジニアやデザイナーと課題認識を共有するところから始め、優先順位の合意を取り付けながら3ヶ月でリリースまで完了しています。 施策の結果は継続率の12pt向上として数値に表れました。 |
職務要約の記載例
職務要約は、採用担当が職務経歴書を開いて最初に読む箇所です。ここで「会ってみたい」と思わせられるかどうかが、書類選考の通過率を大きく左右します。
目安は200〜300字程度で、「何のプロダクトを」「どのフェーズで」「どんな役割を担ったか」が伝わる構成にしましょう。
| 書き方の例 |
| BtoCの学習アプリを展開するスタートアップにて、プロダクトマネージャーを3年間担当しました。グロースフェーズにおいて、ユーザーリサーチと施策立案を主導し、MAUを1.5倍に改善しました。エンジニア・デザイナー・マーケティングの各チームと連携しながら、月次でのリリースサイクルを実現しています。現在は新規プロダクトの0→1立ち上げにも携わり、要件定義から初期リリースまでを担っています。 |
職務要約では、自分が担当したプロダクトの規模感や、チームでの立ち位置が伝わることが大切です。実績の数字が入ると、より具体性が増します。
職務経歴の記載例
職務経歴はプロジェクト単位で記載するのが基本です。以下のように、在籍期間・プロダクト概要・体制・担当業務・成果の順で整理すると、採用担当が状況を把握しやすくなります。
| 項目 | 内容 |
| 期間 | 20XX年4月〜20XX年3月(2年間) |
| プロダクト概要 | BtoC向け学習アプリ(MAU 30万人) |
| 体制 | PM1名・エンジニア4名・デザイナー1名 |
| 担当業務 | ユーザーリサーチ、施策立案、ロードマップ策定、リリース管理 |
| 成果 | オンボーディング改善により継続率を12pt向上 |
体制欄に人数を明記することで、どの規模の組織でどんな裁量を持って動いていたかが伝わります。数値で示せる場合は数値で、難しい場合は変化の前後で成果を表現しましょう。
スキル・ツールの記載例
スキル欄には、業務で実際に使用したツールと、その活用場面を記載します。ツール名の羅列だけでは情報が薄くなるため、何のために使っていたかを添えると伝わりやすくなるでしょう。具体的には、以下のように記載します。
| ツール | 活用場面 |
| Jira | スプリント管理・バックログの優先順位付け |
| Notion | 仕様書・PRDの作成・チーム内ナレッジ管理 |
| Figma | デザイナーとのUI確認・プロトタイプレビュー |
| Amplitude | 機能別のユーザー行動分析・施策効果の計測 |
| Miro | ユーザーストーリーマッピング・ロードマップ整理 |
同業種への転職であれば、ツールの詳細まで記載する方が評価につながります。異業種への転職の場合は、ツール名より何を目的に使っていたかを前面に出す書き方が有効です。
自己PRの記載例
自己PRは、技術スキルでは伝えにくいマネジメント力や思考の特徴をアピールする場所です。エピソードを交えながら、自分がどんな場面でどんな判断をする人間かを示しましょう。
| 書き方の例 |
| 私の強みは、定性・定量の両面からプロダクト課題を特定し、チームを動かして解決策を実行する力です。 前職では、ユーザーインタビューとデータ分析を組み合わせて離脱ポイントを特定し、オンボーディングフローの改善を主導しました。エンジニアやデザイナーと課題認識を共有するところから始め、優先順位の合意を取り付けながら3ヶ月でリリースまで完了しています。 施策の結果は継続率の12pt向上として数値に表れました。 |
自己PRでは何をしたかだけでなく、どう考えてどう動いたかまで書きましょう。採用担当に活躍のイメージを持ってもらいやすくなります。

プロダクトマネージャー特有の業務を職務経歴書で言語化する方法

課題・打ち手・成果の3点セットで構造化する
PdMの職務経歴書で最も重要な書き方の型が、課題・打ち手・成果の3点セットです。この構造で書くことで、採用担当は「この人がどう考え、どう動いたか」を一目で把握できます。
以下のように整理すると、思考プロセスが伝わりやすくなるでしょう。
| 項目 | 記載例 |
| 課題 | 新規登録後7日以内の離脱率が60%に達していた |
| 打ち手 | ユーザーインタビューでつまずきポイントを特定し、オンボーディングフローを再設計した |
| 成果 | 7日離脱率が60%から48%に改善した |
課題の欄には、なぜそれが課題だと判断したかの根拠も添えると、さらに説得力が増します。打ち手は「何をしたか」だけでなく、「なぜそれを選んだか」まで記載できると理想的です。
定性的な成果は変化の前後で表現する
数値で表せない成果は、変化の前後を対比させる形で記載しましょう。「〇〇という状態だったものが、△△という状態に変化した」という書き方で、採用担当に変化の実感を伝えられます。
以下は定性的な成果の表現例です。
| 変化前 | 変化後 |
| 各チームが個別に優先順位を判断していた | ロードマップを共有し、全体での優先順位を統一した |
| リリース判断が都度会議で決まっていた | 判断基準をドキュメント化し、意思決定を迅速化した |
| ユーザーの声が開発に反映されていなかった | 月次のユーザーインタビューを制度化し、仕様に反映した |
変化の前後が明確であれば、数値がなくても成果として十分に伝わります。「改善しました」という抽象的な表現ではなく、何がどう変わったかを具体的に示しましょう。
ロードマップ策定は意思決定の背景まで書く
ロードマップの策定経験は、多くのPdMが職務経歴書に記載する項目です。しかし「ロードマップを策定しました」だけでは、採用担当には判断の材料が伝わりません。どんな情報をもとに、何を優先し、何を後回しにしたかという意思決定の背景まで書くことで、PdMとしての思考力が伝わります。
記載例としては、以下のような形が理想的です。優先順位の根拠と、その判断がもたらした結果をセットで書きましょう。
| 市場調査とユーザーインタビューの結果をもとに、既存機能の改善より新規機能の開発を優先する方針を策定した。その判断により、競合との差別化を3ヶ月前倒しで実現した。 |
ユーザーリサーチは発見した課題とその活用まで言及する
ユーザーリサーチの経験を職務経歴書に書く場合、「インタビューを実施した」という事実だけでは不十分です。何人に対してどんな手法でリサーチをおこない、そこから何を発見し、プロダクトにどう活かしたかまで書きましょう。
記載例としては、以下のような形が有効です。リサーチの目的・手法・発見・活用という流れで整理すると、採用担当に再現性が伝わります。
| 月次でユーザーインタビューを5名実施し、操作上のつまずきポイントを特定した。その結果をもとにUIを改善し、タスク完了率を15pt向上させた。 |
ステークホルダー調整は関係者の数と合意の難度を示す
ステークホルダー調整の経験は、PdMとしての影響力を示す重要な要素です。しかし「関係者と調整しました」という記述では、どの程度の難しさがある仕事だったのかが伝わりません。関係者の数・役職・合意の難度を具体的に示すことで、実際の業務の重さが伝わります。
「経営層・開発・営業・CSの4部門に対して、ロードマップの合意形成をおこなった」のように、調整の規模を明示しましょう。合意が難しかった背景や、どう解決したかを添えると、さらに評価につながります。
プロダクトマネージャーの実績を数値化・言語化する表現例

数値が取れる場合の記載パターン
数値で成果を示せる場合は、できるかぎり具体的な数字を記載しましょう。採用担当は「何をどれくらいやってきたか」を定量的に確認しています。数字があるだけで、貢献の規模感が一気に伝わりやすくなるでしょう。
以下は数値を使った記載パターンの例です。
| 指標 | 記載例 |
| ユーザー数 | 施策実施後、MAUが8万人から12万人に増加した |
| 継続率 | オンボーディング改善により、7日継続率を48%から61%に改善した |
| リリース速度 | 開発フローの見直しにより、リリースサイクルを4週間から2週間に短縮した |
| 解約率 | カスタマーサクセスと連携した施策により、月次解約率を3.2%から1.8%に低減した |
| 売上 | 新機能のリリースにより、月次売上が前年比で23%増加した |
数値を記載するときは、「何が」「どれくらい」「どう変わったか」の3点をセットで書きましょう。変化の前後が明確になることで、施策のインパクトが伝わります。
数値が取れない場合の言語化パターン
プロダクトの性質や担当フェーズによっては、数値での表現が難しい場合もあります。そのときは、状態の変化を具体的な言葉で示す方法が有効です。「〇〇という状態だったものが、△△に変わった」という前後の対比で書くと、成果として伝わりやすくなります。
定性的な表現であっても、変化の前後が明確であれば採用担当に成果として伝わります。「改善しました」で終わらせず、何がどう変わったかを具体的に書きましょう。
避けるべき曖昧な表現と言い換え例
職務経歴書でよく見られる曖昧な表現は、採用担当に「何をしたのかわからない」という印象を与えます。以下の表を参考に、具体的な表現に言い換えましょう。
| 避けるべき表現 | 言い換えの方向性 |
| プロダクトの改善に貢献しました | 〇〇機能の改善を主導し、継続率を△%向上させました |
| 関係者と連携して進めました | エンジニア・デザイナー・営業の3チームと週次で連携し、リリースを推進しました |
| ユーザーの課題を解決しました | ユーザーインタビューで特定した〇〇という課題に対し、△△を実施しました |
| 仕様を策定しました | ユーザーストーリーをもとに要件を定義し、PRDを作成してエンジニアに共有しました |
| チームをまとめました | 優先順位の認識が異なる3チーム間の合意形成をおこない、ロードマップを確定しました |
「貢献しました」「推進しました」「連携しました」といった動詞は、何をしたかが伝わらない代表的な表現です。誰が・何を・どのように・どんな結果をもたらしたかを意識して書き直しましょう。
プロダクトのタイプ・フェーズ別の職務経歴書の書き方

toCプロダクト(MAU・継続率などをアピールする)
toCプロダクトの経験を書く場合は、ユーザーの行動データに基づいた施策立案と、その結果を数値で示しましょう。採用担当は、MAU・継続率・チャーンレートといった指標をどう動かしてきたかに注目しています。
toCプロダクトの経験をまとめる際は、特に以下の3点を意識して記載しましょう。
- 担当プロダクトのユーザー規模(MAUや累計登録者数)を明記する
- 施策の前後で指標がどう変化したかを数値で示す
- ユーザーインサイトをどう発見し、施策に反映したかを書く
toCプロダクトでは、大量のユーザーデータを扱うため、データ分析ツールの活用経験もあわせて記載しましょう。AmplitudeやMixpanelといったツールを使った分析経験は、即戦力としての評価につながります。
toBプロダクト(契約継続・業務効率化をアピールする)
toBプロダクトの経験を書く場合は、契約継続率や顧客あたりの売上拡大、業務効率化の効果をアピールする構成が有効です。toB領域では、複数のステークホルダーを巻き込んだ合意形成の経験が高く評価されます。
toBならではの強みを採用担当に伝えるために、以下の3つのポイントを押さえましょう。
- 契約継続率・解約率・ネットリテンションなどの指標の変化を示す
- 顧客ヒアリングをもとに機能要件を定義した経験を具体的に書く
- 営業・カスタマーサクセスとの連携経験を関係者の数とともに示す
toBプロダクトは意思決定に関わる関係者が多く、調整の難度が高いことを採用担当は知っています。複雑な合意形成をどう乗り越えたかを記載することで、PdMとしての地力が伝わるでしょう。
0→1フェーズ(仮説検証のプロセスと立ち上げ判断の根拠をアピールする)
0→1フェーズの経験は、アイデアをプロダクトとして成立させるまでの判断力を示すアピール材料です。立ち上げに関わった事実より、どんな仮説を持ち、どう検証し、何をもってリリースを判断したかというプロセスが評価されます。
このフェーズにおける自身の立ち回りをアピールする際は、以下の3点がポイントです。
- 市場の課題をどう定義し、プロダクトの方向性をどう決めたかを書く
- MVPの範囲をどう絞り込んだか、その判断基準を示す
- 仮説が外れたとき、どう方針を修正したかまで書けると理想的
0→1フェーズでは、成果の数値より判断のプロセスが問われます。撤退や方向転換の判断も含めて書くことで、プロダクト開発への解像度の高さが伝わるでしょう。
グロースフェーズ(改善サイクルの速度と成果指標の向上をアピールする)
グロースフェーズの経験を書く場合は、改善サイクルをどのくらいの速度で回し、成果指標をどう動かしたかをアピールしましょう。施策の量より、優先順位の判断基準と成果との連動性が評価されます。
グロースフェーズの職務経歴書では、以下の3つの観点から自身の成果を言語化しましょう。
- リリースサイクルの頻度と、それを実現するために工夫したことを書く
- 成果指標(KPI)の設計と、実際の達成度を数値で示す
- 複数施策の中から何を優先したか、その判断基準を明示する
グロースフェーズでは、施策の数より改善の質と速度が問われます。「月次でリリースを回しながら、継続率を3ヶ月で8pt改善した」のように、サイクルの速さと成果をセットで示しましょう。
職務経歴書を書いたあとにやるべきこと

第三者に読んでもらって伝わっているかを確認する
職務経歴書は、書いた本人が「伝わっている」と感じても、読み手には伝わっていないケースが多いです。自分の経験や文脈を知らない第三者が読んで、内容が正しく伝わるかどうかを確認しましょう。
確認のポイントは以下の3点です。
- 担当したプロダクトの概要と自分の役割が、業界を知らない人にも伝わるか
- 課題・打ち手・成果の流れが一読して理解できるか
- 曖昧な表現や抽象的な言葉が残っていないか
第三者への確認は、同業者である必要はありません。むしろ業界外の人に読んでもらうことで、専門用語や文脈の説明が不足している箇所が浮き彫りになります。
また、転職エージェントへの添削依頼も有効な方法のひとつです。書類作成の経験が豊富な専任の担当者であれば、採用担当の視点からの具体的なフィードバックが得られます。
書いた職務経歴書をプロに確認してもらう
キッカケエージェントに添削を依頼する面接での語り口と職務経歴書の記述を一致させる
職務経歴書の内容と、面接での話の内容がずれていると、採用担当に不信感を与えてしまいます。書類を提出したあとは、記載した内容をもとに面接での語り口を整えておきましょう。
とくに注意したいのは、数値の根拠と成果に至るプロセスの説明です。職務経歴書に書いた数値については、面接でその達成プロセスを具体的に話せる状態にしておきましょう。書類と面接の内容が一致していれば、採用担当の信頼を得やすくなります。
キャリアの方向性を言語化できているか見直す
職務経歴書は過去の経験を整理する書類ですが、採用担当は「この人が次に何をしたいのか」も読み取ろうとしています。職務要約や自己PRに、今後目指したいキャリアの方向性を示せているかを確認しましょう。
過去の経験と今後の志向がつながっていると、採用担当に一貫したキャリアストーリーとして伝わります。応募企業のフェーズや求めるPdM像に合わせて、職務経歴書の強調ポイントを調整することも大切です。
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プロダクトマネージャーの職務経歴書は、思考プロセスの可視化が求められます。そのため、書き慣れた人でも完成度を上げるのが難しい書類です。
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この記事では、プロダクトマネージャーの職務経歴書が書きにくい理由と、採用担当に刺さる書き方を解説しました。PdMの職務経歴書で問われるのは、施策の数や業務の広さではありません。課題をどう発見・判断し、プロダクトにどんな変化をもたらしたかという思考プロセスの可視化が、書類選考の通過を左右します。
数値化が難しい経験も、変化の前後を対比させることで成果として伝えられるでしょう。
また、toCとtoBのプロダクト、0→1とグロースのフェーズによって強調すべきポイントは異なります。しかし、課題・打ち手・成果の3点セットという基本の型は共通です。自分の経験をこの型に当てはめながら、思考プロセスが伝わる職務経歴書を作りましょう。
職務経歴書の完成度を上げるには、第三者の力を借りることが近道です。プロダクトマネージャーとしての転職活動を本格化させたいなら、キッカケエージェントへの相談をおすすめします。
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