コードを書くことが好きであるにもかかわらず、会社側からマネジメントの仕事をするように打診された人もいるかと思います。その際、本当は開発を続けたいのに、マネジメントに移ると技術トレンドから遅れてしまう不安を持つ人も少なくありません。
また、マネジメントの仕事は、人間関係の調整で疲弊するという声も耳にします。とはいえ、会社からの任命を断るのも気がひけるため、悩まれている方も多いかと思います。
そこで、マネジメントをやりたくない時の正しい断り方について、解説します。正しい断り方をすれば、上司や人事部門の心証も悪くならず、人事評価への悪影響も最小限となります。
今、まさにマネジメントの仕事を打診されている方には、非常に役立つ情報です。ぜひ、最後までお読みください。
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コードを書く時間が減り技術力が下がる不安
マネジメントをやりたくない理由の一つに、コードを書く時間が減ることによって技術力が低下してしまうのではないかという不安があります。
コードを書く時間が減ることで、技術力も低下してしまい、自分の市場価値も喪失してしまうのではないかと考えるエンジニアは多いものです。
また、マネジメント業務に就くと、会議や調整業務が増えてしまい、最新の技術トレンド(例:Go/Dockerなど)のキャッチアップが遅れてしまいます。その結果、エンジニアとしての価値も下がってしまうという不安も感じてしまいます。
責任と報酬のアンバランス
マネジメントの仕事を行うことによる責任の重さと、その責任の重さに見合うだけの報酬が得られないという点も、マネジメントをやりたくない理由の一つといえます。
具体的に言うと、マネジメントの仕事をすることで、確かに管理職手当が出るというメリットがある一方、残業代が出なくなってしまい、結果的にマネジメント職に就いた方が、報酬が減ってしまうこともあり得ます。
また、報酬が増えた場合でも、マネジメント職になることによって発生する「精神的な負荷」に対して、見合う給与が得られないと不安を感じる方もいます。
対人業務への適性がなく不安
マネジメント職は、人と接しなければならない機会が増えます。そのため、向き不向きといった性格上の適性の有無も、マネジメントをやりたくない理由に挙げられます。
コードを書く仕事では、論理的思考が役立つ場面が多いです。一方、マネジメントの仕事は「人」という要因が大きくなります。人は感情によって動く生き物であるため、コードを書くために必要なスキルセットと、まったく異なるスキルセットが求められます。
そのため、感情的な思考が苦手な人の場合、マネジメント職への適性がなく不安に感じてしまうのです。
マネジメント業務を断る際の正しい伝え方

よくない断り方:「自信がない」「嫌だ」等の感情論
まずは、よくない断り方について解説します。それは、「自信がない」「嫌だ」といった、感情論で断ることです。
このような感情論で断ってしまうと、単なるわがままや責任回避であると、上司や人事部門に捉えられてしまいます。その結果、上司や人事部門との間の人間関係がぎくしゃくしてしまい、今後働きにくくなることが予想されます。
また、業務命令に従わない、やる気がない人材だと判断されてしまうことで、人事評価が下がってしまい、昇格や昇給が見送られてしまうなどの懸念があります。
正しい断り方:「技術でどう貢献するか」の代替案を提示
正しい断り方は、上司や人事部門も納得せざるを得ない論理的な理由で断ることです。その際に留意すべき点は、単純に断る理由を説明するだけではなく、別の貢献策を提案することです。
たとえば、「管理職にはなれませんが、技術課題の解決やコード品質の担保でチームに貢献したい」と意思表示をすることです。
ただ単純にやりたくないのではなく、論理的な理由を説明するとともに、断ったことに対する代替案を提案することで、上司や人事部門の心証も悪くはなりません。あなたが状況を客観的に整理し、別の形で貢献したい姿勢が伝わるためです。
現職維持でもマネジメントでもない第3のキャリアパス

テックリード/リードエンジニア
今までと同じように、コードを書く仕事を中心にしつつ、自分が会社に対して貢献できる第3のキャリアパスの一つに、テックリード/リードエンジニアがあります。
テックリードとは、システムの設計から実装まで一気通貫で行える、高いスキルを持ったエンジニアを指します。自らはコードを書くといった実装の仕事をやりつつ、チームの成果物に対して品質を担保することが業務内容です。
チームのマネジメントはしないものの、チーム全体の成果物に対して品質保証を行うことで、今まで以上に会社に貢献できる職種といえます。
スペシャリスト/エキスパート職
スペシャリスト/エキスパート職に就くことも、第3のキャリアパスといえます。ある特定の技術について、組織内の第一人者と呼ばれることを目指していきます。
特定技術を極める必要があることから、常に新しい技術をチェックし、さらに自分のスキルとして取り込む必要があります。そのため、その域に達するには道は険しいものの、組織にとっては、なくてはならない人材と認められる魅力があります。
たしかに難易度は高いですが、代わりがきかないスキルを持つことで、技術力で会社に貢献できる道です。
プレイングマネージャー
一定の条件を付けた上で、マネジメント職に就くというキャリアパスもあります。条件の例としては、「開発時間を確保する」「人事評価は担当しない」などがあります。
具体的には、「コードを書く時間を週〇割は最低確保する」「人事評価業務は担当しない」といった条件を挙げるとよいです。
条件を提示することで、上司や人事部門からのオファーを、部分的にではありますが受け入れることから、上司・人事部門の心証もそれほど悪くはならないと想定されます。
また、条件については、「これだけは譲れない内容のみ」に絞った方が、上司・人事部門との折衝が円滑に進むことが期待できます。
「マネジメントをやらない」と決めたエンジニアのキャリア戦略

技術力による「チーム全体の生産性向上」にコミットする
マネジメントはやらないという選択をした場合には、マネジメントに替わる部分で今まで以上に会社に貢献していかなくては、評価が上がりません。
たとえば、技術力によって「チーム全体の生産性向上」に貢献するといったやり方があります。今までのように「個人」だけの成果を上げるのではなく、チーム全体という視点で成果を上げるといった考え方に変えてみましょう。
具体的には、「自動化」「リファクタリング」「ドキュメント整備」などのアイデアを提案し、その提案を実行することが挙げられます。
これらの対策を打つことによって、自分が管理職にならなくても、チームとしての成果を上げることが十分可能です。
市場価値を維持し続けるためのインプットとアウトプット戦略
技術のスペシャリストとして、開発現場に居続ける覚悟を持ち、常に新しい技術をインプットし、市場価値を維持し続けるといったキャリアパスもあります。
マネジメント業務を行わず、技術力一本で今後は働いていくことになるため、技術トレンドへの追従および吸収が不可欠です。また、これらのトレンドを踏まえて生み出したアウトプットの量や、クオリティが重要となります。
アウトプットの量やクオリティが担保できないと、人事評価が下がることを忘れないようにしましょう。
会社によっては「詰む」場合も?転職を検討すべきサイン

「スペシャリスト評価制度」がない会社
マネジメント業務は行わず、技術力のスペシャリストとしての道を歩み出すと決めた場合には、まず自社の評価制度を確認しましょう。
スペシャリスト向けの何らかの評価制度がない場合や、技術職の給与テーブルが年齢を重ねるごとに頭打ちとなっている場合には、スペシャリストとしての評価が重視されていないことになります。
そういった場合には、会社側と交渉しても無駄になる可能性があります。よって、思い切ってスペシャリストとしての貢献を認めてくれる企業への転職も検討してみましょう。
SIerとWeb自社開発の文化差
自社がSIerか、Webの自社開発を事業としているかによっても、転職をすべきか否かが変わることもあります。
一般的に、SIerはプロジェクトマネジャーとしての役割で、システム開発業務に携わることが多いです。そのため、マネジメント職を諦めると決断した場合、自分の「居場所」がなくなってしまうといったリスクがあります。
一方、Web自社開発企業の場合は、テックリード文化が根づいているため、技術力だけで生き残っていくことも十分可能です。
そのため、現在勤めている会社がSIerであれば、Web自社開発の企業へ転職するといった選択肢も十分考えられます。
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マネジメントなしでの適切な市場価値を診断
マネジメント業務を諦め、技術力で今後生き残ろうと考えている人が、まず行うべきことは「マネジメントなしでの適切な市場価値」を知ることです。
マネジメント職を希望しないと、評価されないのではないかと不安を感じている方もいるかと思います。しかし、企業の中には技術力の高さを正当に評価してくれるところもあります。
そのため、必ずしもマネジメントをしないと、年収が上がらないというわけではありません。マネジメントを行わなくても評価してくれる企業を探すために、まずは自分の市場価値を正しく診断しましょう。
社内評価と市場評価は、まったく別の物差しであるため、今勤めている企業での評価が低かったとしても、市場価値が低いとは限りません。そのためにも、市場価値を正しく診断することが重要になります。
キッカケエージェントでは、過去の転職支援実績(1300名以上)から、「あなたのスキルであれば、マネジメントなしで年収〇〇〇万円が相場」という客観的なデータを提供できます。
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「今は転職しない」という選択も尊重し現職での立ち回りもアドバイス
マネジメントをやらないと選択した場合でも、今すぐに転職は考えていないという方もいらっしゃるかと思います。
キッカケエージェントは、転職エージェントではありますが、「現職に残ることが今のベストな選択であるならば、無理には転職を勧めない」という方針で運営しています。そのため、すぐに転職を迫られることはありませんので、ご安心ください。
上司や人事部門への断り方の相談相手や、現職のままでスペシャリストとしてのポジションを確立するための立ち回りについても、気軽にご相談いただけます。もし、このようなことでお悩みがある方は、ぜひご相談だけでもしてみませんか。
大量応募はせず技術志向に理解のある「厳選求人」だけをご提案
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そのため、マネジメントではなく技術力で勝負したいという方には、「マネジメント業務なし」「技術選定から携われる」など、ご自身の希望条件に合致した企業の求人のみを提案させていただきます。
また、大手の転職エージェントのように、機械的に大量応募を勧めるといったことは行っていません。あくまで、ご自身が納得感のある企業に対してのみ、支援をさせていただいています。
このようにキッカケエージェントでは、ご自身が希望される求人情報のみを、提案いたします。そのため、今まで弊社のサービスをご利用になられた方も、希望条件に合った企業へ転職したケースが多いです。
ぜひ皆さんも、キッカケエージェントのサイトをご覧になり、ご自身がより働きやすい環境への転職を考えてみてはいかがでしょう。
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今すぐ無料で相談するまとめ
自分が今後やってみたい働き方が、今の会社ではできないこともあるかと思います。やはりそういう環境で働くこと自体、ストレスになってしまい、仕事に対するモチベーションも落ちてしまうものです。
そこで、まずはその環境を変えるための第一歩として、上司・人事部門への相談や、転職の準備をしてみませんか。
前述のように、マネジメント職を断ることは、決して「悪」ではありません。重要なことは、「自分が最も価値を出せる領域(技術力)で会社に貢献すること」です。
今の会社で、それが叶わないのであれば、外の世界を見るのも正解だと考えています。ぜひ、キッカケエージェントのサイトをご覧になり、自分に本当に合った環境を探してみませんか。
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