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エンジニアマネジメント転職で技術力を維持する方法とよくある失敗例

エンジニアマネジメント転職で技術力を維持する方法とよくある失敗例

最終更新日:2026.03.24

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ITエンジニアとして入社すると、最初のうちはシステム開発プロジェクトに参画し、コーディング業務に携わることが多いです。しかし、30歳台に入ると、マネジメント系の業務を行うよう、会社側から下命されることが多くなってきます。

たしかに、マネジメント職に就くと年収のアップが期待できる反面、現場でのコーディング作業からは外れてしまうことがあります。そのため、技術力が錆びついたり調整業務で疲弊してしまうリスクがあります。

そのため、マネジメント職に就くか、今までどおり開発現場でコーディングを担当するかどうかで悩まれている方も多いかもしれません。30歳台は、まさにエンジニアキャリアの分岐点といえます。

このような悩みを解消するためのキャリアパスの一つに、EM(Engineering Manager)に就くという選択肢があります。EMとは、エンジニアのマネジメントを行う職種です。具体的には、エンジニアチームをリードし開発プロジェクトを成功に導くことがミッションです。

EMには、技術的な知識やスキル、およびマネジメント力の両方が求められるポジションです。そのため、現場でコーディングを行いつつ、マネジメントも行うため、技術力が錆びつかずかつ年収アップが期待できます。

本記事では、EM職にキャリアチェンジをするためのプロセス、および失敗例を解説します。ぜひ、最後までお読みください。

ITエンジニアの転職に特化したエージェントである、「キッカケエージェント」ではEMに転職するためのノウハウや実績が豊富にあります。ご興味がある方は、ぜひクリックしてください。

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エンジニアリングマネージャーの価値が上がっている要因

エンジニアリングマネージャーの価値が上がっている要因

技術とビジネスを理解し組織を動かせる人材が枯渇している

近年、各企業を取り巻く環境が厳しさを増していることから、市場競争力をアップ

するために、DX化の取り組みが加速化しています。また、SaaS企業の台頭によって、「技術とビジネスの両方がわかり、組織を動かせる人材」、が枯渇状態となっています。技術とビジネスがわかる人材は引く手あまたという状況にあります。

従来のPMとは役割が異なる

従来、システム開発プロジェクトにおける管理職といえば、PM(Project Manager)を指すことが多かったです。PMの役割は、プロジェクト全体をマネジメントすることであるため、技術力よりも組織やメンバー間の調整力が重視されていました。

一方、EMの役割はエンジニアをマネジメントすることです。つまり、PMよりもより現場に近い存在で、チームメンバーのタスク管理や技術的な課題の解決などを担うことがミッションとなります。

そのため、EMのポジションは開発現場でのリーダーシップが求められることから、マネジメント力にプラスして、技術力も必要となるわけです。

マネジメントに行くと技術力は低下するのか?

マネジメントに行くと技術力は低下するのか?

コードを書く時間は減るが高度な技術判断は求められる

EMになることで、自分でコーディングを行う時間は減ります。しかし、エンジニアチーム全体が使うアーキテクチャの選定や、技術的な方向性を決定するというミッションが与えられています。

その結果、より影響範囲の広い「高度な技術判断」が求められることから、技術力は錆びつくどころか、むしろより広範囲な技術力が必要となります。そのため、技術力にますます磨きがかかるチャンスといえます。

チームの生産性を最大化するための技術的負債の解消が必要

EMの重要な役割である、「技術的負債の解消」や「開発者体験(DevEx)の向上」には、深い技術理解が不可欠です。

「開発者体験」とは、開発者がシステム開発のライフサイクル全体を通じて得られる、総合的な「働きやすさ」や「働きがい」を指します。この中には、開発で使用するツールや開発プロセスなど、開発業務を取り巻くあらゆる要素が含まれます。

つまり、エンジニアがシステム開発を行うにあたって、「働きやすい環境を整える」ことも、EMの大きな役割です。働きやすい環境を整えるためには、エンジニアが実際に利用するツールや開発プロセスを熟知していることが大前提となります。

そのため、自分がコーディングをする以上に、チーム全体の開発生産性を技術的なアプローチで向上させることから、技術力が錆びつくことはないわけです。

【企業タイプ別】マネジメント職に求められるもの

【企業タイプ別】マネジメント職に求められるもの

Web系メガベンチャー: 高度な技術理解とマネジメントの両立

メガベンチャーとは、ベンチャー企業の中で成功し、大企業に匹敵する売上や知名度を持つ企業を指します。

メガベンチャーは、新たな技術やビジネスモデルを活用して、社会に対して新たな価値を提供することが、短期間に急成長を遂げる要因です。

そのため、開発プロジェクトメンバーには、高い技術力を持ったエンジニアが多くいる状態です。これらのエンジニアをチームとしてまとめるためには、エンジニアと同程度以上の高い技術力が求められます。

また、新たな技術を導入することから、多くの課題が発生することが予想されます。よって、組織課題解決能力も必要となるわけです。

SaaSスタートアップ: プレイングマネージャーとしての能力

スタートアップ企業は、組織を急成長させることが大きなミッションといえます。そのため、開発プロジェクトを短期間で進めていくことから、さまざまな課題が発生します。よって、課題解決能力のようなマネジメント力が、EMには求められます。

また、会社創立時はリソースも限られていることから、限られたマンパワーで「成果」を残すことが強く求められます。そのため、EM自らが先頭に立って手を動かしていくことも必要となります。

そのため、スタートアップ企業でのEMの役割は、プレイングマネージャーとしてのポジションであるといえます。

事業会社・DX推進: SIer出身者のPM力・調整力が活きる

事業会社は、自社のサービスやプロダクトを開発し、顧客に提供することを行う会社形態です。そのため、システムの企画から開発、顧客への納品および運用まで、幅広いフェーズにEMはジョインすることが多いです。

よって、EMの役割はシステム開発チームのリーダーだけにとどまらず、ビジネスサイドとの調整や、プロジェクト管理能力(PM力)が強く求められます。

未経験でもなれる?EMに求められるスキルと経験

未経験でもなれる?EMに求められるスキルと経験

【スキル】コードレビューができる技術的知見

EMに求められる1番目のスキルは、メンバーがコーディングしたコードのレビューができるレベルの技術力です。コードレビューができる技術力とは、ただ単にロジックで何をしているかが理解できるといったレベルではありません。

コードの内容がわかることはもちろんのこと、さらにそのコードに不備があるか否かがわかり、その不備の対応策まで見当がつき、メンバーにフィードバックできるレベルが求められます。

また、メガベンチャーやスタートアップ企業では、新たなプログラミング言語を積極的に活用することがあります。そのため、EMとしてもメンバーと一緒に、新たな技術を学んでおく必要があります。

【スキル】ピープルマネジメント

ピープルマネジメントとは、仕事自体の成果ではありません。開発メンバー一人ひとりに向き合い、メンバーの仕事におけるパフォーマンス、モチベーション、エンゲージメントおよびキャリアなどをマネジメントすることです。

メンバーそれぞれの成功や成長にコミットすることが求められます。そして、一人ひとりのスキルを高めることによって、組織としての成果を達成していきます。
具体的には、メンバーのスキルや課題などを把握するために、1on1ミーティングなどを活用していきます。

【スキル】採用・組織ブランディング力

チームビルディングにおいて、もっとも重要なタスクは「採用」です。採用したメンバーのスキルや経験、パーソナリティーなどによって、チームビルディングが成功するか否かが決まるといっても過言ではありません。

そのため、EMにはエンジニア採用における面接スキルも求められます。また、技術力の高い人材を確保したり、自社の技術力の高さをアピールしたりするために、「技術広報」としての発信力の高さも求められます。

【経験】小規模チームでのリーダー

小規模チームでのリーダー経験があることも、EMに求められる要素の一つです。EMは開発プロジェクトの現場リーダーであるため、リーダー経験はあった方が転職志望先から高評価を得られます。

小規模とは、おおよそ2~5名程度のチームを指します。経験しておくべき業務内容としては、各メンバーへのタスクの切り出し、進捗管理などが挙げられます。

【経験】技術選定やアーキテクチャ設計

EMを担うにあたって必要な経験の一つに、技術的な意思決定経験があります。要求定義が終わり、開発プロジェクトが発足する前までに、今回のシステムで使うプログラミング言語や、フレームワークの選定およびシステムアーキテクチャの設計が必要となります。

これらの選定や設計を誤ってしまうと、最悪の場合開発のやり直しといった事態に陥る懸念があります。そのため、技術選定やアーキテクチャ設計の経験がEMには必要となります。

職務経歴書でリーダー・メンター経験をアピールする

外部パートナーや後輩指導の経験を言語化

今までに、自分にはマネジメント経験がないと思われている方もいるかと思います。しかし、実はマネジメントにあたる業務経験がある方は、少なくありません。

たとえば、SESパートナーやフリーランスのエンジニアの管理、新卒やインターンのメンター経験も、立派なマネジメントの実績です。そのため、これらの業務経験がある方は、職務経歴書にしっかりと記載しましょう。

職務経歴書に記載するにあたっては、経験した業務内容のディテールを書くと、採用担当者の目を惹きやすいといえます。具体的には、「人数」「期間」「どのような育成や指示出しを行ったのか」といった項目が挙げられます。これらの項目については、必ず明記しましょう。

技術的負債への対応をエンジニアリングマネジメントに変換

技術的負債とは、システム開発において短期的な目標達成を優先した結果、生じる将来的なコストやリスクを指します。

具体的には、システムの本番リリースを早めてほしいと顧客に言われたため、実際は完璧なシステムとはなっていないと知りつつも、本番リリースをしたというケースがあります。

これらの技術的負債への対応を、そのまま職務経歴書に書くのではなく、次のように書き方に変えることで、採用担当者の心象は大きく変わります。

具体的には、以下のような例があります。

・「バグ修正」→「技術的負債の可視化と返済計画の策定」

・「コードレビュー」→「チーム全体のコード品質基準の策定と標準化」

このように書くことで、リーダーとしての視点を持ち、業務をすすめていると採用担当者にアピールすることになります。

モダン技術へのキャッチアップ姿勢を客観的に示す

EMのミッションを考慮すると、モダン技術の動向を把握することは必須であるといえます。そのため、モダン技術を学んでいるという姿勢を示すことは、転職にあたっての武器となります。ただし、主観的に学んだことを示すのではなく、客観的に示すことが重要です。

たとえば、世界最大級のITエンジニアによるプラットフォームであるGitHubや、技術ブログ(Qiita/Zenn)に自分がモダン技術に関して学んだ成果を発信するといった行動は、客観的に示しているといえます。

その他にも、難易度の高い資格(AWS SAP等)を取得したという実績を、単に「勉強した」ではなく、「自分で考え、行動して学んだ」という取り組み姿勢をアピールするとよいです。

このように、EMへの転職を成功させるためには、職務経歴書の内容が重要です。キッカケエージェントはITエンジニアに特化した転職エージェントであるため、職務経歴書の書き方のノウハウも豊富にあります。一度、公式サイトを覗いてみませんか。

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マネジメントへの転職でよくある失敗と対策

マネジメントへの転職でよくある失敗と対策

失敗例①:プレイングに固執してチームが崩壊する

リーダーは、自分の配下のメンバー全員の進捗状況や、課題をすべて把握しておく必要があります。その他にも、自らがやらなければならないミッションもあります。そのため、全部を自分が抱えてしまうと物理的に対応困難な状況になりえます。この状況を回避するため、部下に任せる勇気、つまり権限移譲も適切に行うべきです。

配下のメンバーの進捗が思わしくないときに、リーダー自らがコーディング作業をヘルプしてしまうと、本来EMがやらなければならない業務に時間を割くことが難しくなります。その結果、EMがボトルネックとなりチームが崩壊するといったリスクもありえます。

EMの仕事は、あくまで「チームのアウトプット最大化」が、もっとも重要なミッションであることを忘れてはいけません。

失敗例②:人間関係の板挟みでメンタルに不調をきたす

EMは、体制上は経営層と現場の間に位置づけられることが多いです。また、顧客との窓口になるといった場合もあります。

そのため、人間関係の板挟みにあってしまい、メンタル面で不調をきたしてしまうということも、十分考えられます。

このようなメンタル不調を回避するためには、すべての問題を自分一人で抱え込むのではなく、VPoEや他マネージャーと連携することが大切です。経営層を含めて相談し、孤立しない組織をあらかじめ構築しておくようにしましょう。

転職エージェントを活用する際の選び方

転職エージェントを活用する際の選び方

社内の内部事情を把握しているか

1点目は、「社内の内部事情を把握している」ことです。EMは開発組織における現場のリーダーという位置づけにあります。そのため、開発組織が抱えている課題や、経営層の技術への理解度といった内部事情を把握することが重要です。

よって、これらの内部事情に精通したエージェントを選ぶべきです。

エンジニアのキャリアパスについての知識が豊富か

2点目は、「エンジニアのキャリアパスについての知識が豊富である」ことです。転職活動は、自分の志望する企業に入社することがゴールではありません。その企業に入って、自分が望むキャリアパスを歩めるかどうかがポイントとなります。

そのためには、技術トレンドやEMの役割を正しく理解し、長期的な視点でキャリア提案ができる転職エージェントを選ぶ必要があります。

面接対策や年収交渉をしっかり行ってくれるか

3点目は、「面接対策や年収交渉をしっかり行ってくれる」ことです。各企業ごとに、面接対策は異なります。よって、企業ごとの面接対策をしっかりとサポートしてくれるエージェントを選ぶとよいです。

また、転職時の年収交渉時に、自分の市場価値に基づいた適切な年収交渉を行ってくれるエージェントであることも、エージェント選びのポイントとなります。

技術も年収も諦めたくないならキッカケエージェントへ

「技術を捨てないマネジメント」ができる企業を厳選して提案

マネージャーになると現場でコーディングができなくなるといった懸念については、EMという職種に就くことで解消されることを紹介してきました。

EMの転職先を決めるにあたっては、大手の転職エージェントではカバーできていない、各企業の「開発文化」「EMのプレイング比率」といった情報が大切です。キッカケエージェントは、このような社内の内部事情に精通しています。

また、キッカケエージェントはITエンジニアに特化した転職エージェントであるため、「テックリード兼EM」「技術に理解のある経営層がいる組織」など、転職希望者の志向性に合った求人をマッチングできます。

マネジメント未経験でも市場価値を最大化する書類の作成を代行

マネジメント未経験であっても、EMになるための市場価値を最大化する書類の作成も、キッカケエージェントではサポートしています。

今までの職歴や職務内容を確認し、プロの視点で「経験の翻訳」を行い、マネジメント未経験であってもEMに採用される確率が上がります。

また、メンター経験やコードレビュー、勉強会主催などの「小さなリーダーシップ」を、企業が評価する「マネジメント能力」として言語化や翻訳するサポートも行っています。

さらに、キッカケエージェントが持つ独自の年収データに基づいた、適正年収を査定し転職先への交渉戦略の立案もサービスしています。

転職しない選択肢も含めた中長期的なキャリアアドバイス

キッカケエージェントは、ご相談されたことによって、無理に転職を勧めるような提案は行いません。転職志望の方の中長期的なキャリアパスを丁寧にヒアリングし、現職に残るべきか転職をおすすめするか、フラットにアドバイスをするという方針でサポートを行っています。

そのため、気軽にご相談しやすい環境が整っています。まずはカジュアル面談やキャリア面談で気軽にお話をしませんか。

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まとめ:マネジメントは「技術からの卒業」ではなく「キャリアの拡張」

本記事では、技術力とマネジメント力が求められる職種、EMについて紹介してきました。EMは、現場でコーディングを続けたいというニーズがありつつ、今より年収をアップさせたいと考えている方には、おすすめの職種です。

また、技術への愛があるからこそ、エンジニアの気持ちがわかり、よいEMになれます。まずは、気軽に相談ベースで結構ですので、弊社のエージェント担当者とお話をしてみませんか。

そして、「自分の経験がEMとしてどう評価されるか」を知ることから始めましょう。

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IT菩薩モロー

この記事を監修した人

毛呂 淳一朗 「IT菩薩モロー」

YouTubeでITエンジニアの転職やキャリアに関する情報を発信するキャリア系インフルエンサー。YouTubeチャンネル登録者数は3.4万人(2025年4月時点)。

エンジニア採用担当としての経験も豊富で、企業が求める人材や視点も熟知。その経験を活かし、現在はITエンジニア特化のキャリア支援企業「キッカケエージェント」を立ち上げ、月間120人のITエンジニアと面談を行う。エンジニアのキャリア志向と企業課題の解決を両立する最適な人材紹介を提供。

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今の時点でご経験をされている言語や技術要素に関係なく、

① 技術を通じてユーザーやお客様にとって使いやすいサービスの実現に興味があるエンジニアの方
② 興味・関心がある技術について自ら学ぶ意欲をお持ちの方

上記に当てはまる方でしたら、素晴らしい企業とのマッチングをお手伝いできる可能性が高いです。

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