エンジニアの目標設定(中間目標)の重要性と考え方

エンジニアの目標設定(中間目標)の重要性と考え方

2025.06.16

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エンジニアとして働く上で目標の設定は必須です。目標を立てることで、達成するために何が必要か自覚できるようになるからです。

目標を立てたら中間目標も立てましょう。中間目標によって、現在地と将来の目標に対するギャップが明確にわかります。もし現在の状況と目標との間のギャップが大きい場合、どうすべきか考える必要があるでしょう。

このように目標設定はエンジニアにとって非常に重要ですが、どのように目標を立てれば良いのでしょうか。この記事では目標設定の方法やポイント、中間目標の重要性、達成できない場合の対策なども紹介します。

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なぜエンジニアには目標設定が必要なのか

エンジニアに目標設定が必要な理由はいくつかありますが、主なものとして、目標を立てないとただ作業するだけのエンジニアになってしまうからです。

エンジニアの場合、下流工程からスタートし、経験を積んで上流工程にシフトするのが一般的です。上流工程になれば取引先との商談や、プロジェクトをマネジメントすることになります。

ただし「どのようなエンジニアになりたいか」という理想のエンジニア像が明確でないと、上流工程を任されてもうまくいきません。

つまり、下流工程の時点で理想とするエンジニア像を明確化しておく必要があり、そのためには目標設定が重要です。目標を立てることで目指すべきエンジニア像が明確化でき、キャリアプランも立てられます。

また、目標を立てて逆算して考えることも大切です。それにより、今何をすべきか判断できるようになるでしょう。

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エンジニアが目標を設定するメリット

前項では、目標の設定により今すべきことがわかると述べました。それ以外にも、目標設定にはメリットがあります。ここではエンジニアが目標を設定するメリットを3つ解説します。

自分に必要なスキルがわかる

まず、目標を設定することで自分の今のスキルを棚卸しでき、目標を達成するために必要なスキルを把握できることが1つ目のメリットです。

例えば「来年までに新しいプログラミング言語を習得して、Webアプリケーション開発のプロジェクトリーダーになる」という目標を設定した場合、現状のスキルレベルを評価し、習得すべきプログラミング言語やプロジェクトマネジメントスキルを特定できます。

目標を設定することで学習計画を立て、必要なスキルを効率的に習得するための道筋を描けます。目標を設定せずに与えられた業務を実施しているだけでは、スキルアップにつながらないでしょう。

モチベーションのアップにつながる

明確な目標を持つことは、日々の業務に対するモチベーションを高める上で非常に効果的です。目標達成に向けた進捗を可視化することで達成感が得られ、さらに努力しようと思えるからです。

また、目標達成までの道のりを細かく分割し、小さな成功体験を積み重ねることで自信が深まり、モチベーションを維持できます。

転職しやすくなる

目標を設定してスキルアップすることで、自身の市場価値を高められます。幅広い案件・企業に対応できるスキルが身に付けば、転職もしやすくなるでしょう。

また、目標設定を通じてキャリアプランを明確に描くことで、転職先の企業に対して、あなたの将来へのビジョンと貢献意欲を効果的に伝えられます。

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エンジニアが目標を設定する方法

エンジニアが明確な目標を設定するメリットについて解説しましたが、どのように目標を設定すべきか悩む方もいるでしょう。ここでは、効果的な目標設定の方法を4つ解説します。

将来どうなっていたいか考える

目標を設定する際は、まず「自分が将来どうなっていたいか」を考えます。ただし、まだエンジニアの経験が浅い方は明確な目標を立てられないかもしれません。その場合は明確な目標を立てなくても、仮で決めておきましょう。

仮であっても目標を設定しておけば、面談などを通して自分の目標が洗練されていきます。また、目標は途中で変わっても問題ありません。最初から完璧な目標を決めておく必要はないため、現時点での目標を設定しましょう。

今のスキルと自分が大事にしたい価値観について考える

現在のスキルと自分が大事にしたい価値観について考え、そこから目標を導き出しましょう。現在のスキルセットの棚卸しにより、強みと弱みを把握することで、伸ばすべきスキルや克服すべき課題が見えるはずです。

また、仕事におけるやりがいや、大切にしたい価値観(技術への貢献、社会貢献、ワークライフバランスなど)を明確にすることで、自分にとって本当に意味のある目標を設定できます。

その際は、転機となった出来事と併せて書き出しましょう。そうすることで、自分が大切にしている価値観を可視化でき、優先順位を付けやすくなります。

エンジニアとしてのロールモデルを見つける

目標が見つからない場合は、先輩エンジニアの中からロールモデルとなる人物を見つける方法もおすすめです。理想とするロールモデルを見つけることで、そのために必要なスキルがわかります。

また、ロールモデルの成功体験や困難を乗り越えたエピソードを知ることで、目標達成へのモチベーションが高まります。

ロールモデルの存在は目標達成への道しるべとなり、難しい状況でも諦めずに努力を続ける原動力となるでしょう。

プロに相談する

ここまで3つの目標設定の方法について紹介しました。これらの方法でも目標設定はできますが、キャリアが短いエンジニアなど、一人で適切な目標を決めるのは難しいケースもあります。

その場合、プロに相談することで、自身に合った目標の設定が可能です。第三者からの客観的な意見やアドバイスを受けることで、自分だけでは思いつかなかった目標設定ができます。

また、キャリアプランや目標設定に関する具体的なアドバイスを受けることで、より現実的で達成可能な目標が考えられます。さらに、キャリアに対する悩みや不安に対してもサポートを受けることで、目標達成へのモチベーション維持にも役立つでしょう。

キッカケエージェントでは、プロによる無料キャリア相談を実施中です。目指すべきキャリアを構築する方法や、必要なスキルを身に付けるための動き方など、プロと一緒に考えてみてはいかがでしょうか。

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エンジニアが目標を立てる際のポイント

エンジニアとしての目標を設定する際には注意すべきポイントがあります。ここでは3つのポイントについて解説します。

複数の目標があっても良い

「新しい言語を習得したい」「〇〇のような案件に取り組みたい」など、エンジニアの目標は複数立てても構いません。それぞれの目標を達成するために、今できることを考えましょう。

また、目標を達成するためのルートも複数あります。自分に合ったルートを探しつつ、目標達成に向けて取り組みましょう。

今の業務だけを参考に目標を立てない

今取り組んでいる業務のみを参考にして、目標を立てるのはやめましょう。既存の業務だけに目を向けてしまうと狭い範囲でしかスキルアップできず、キャリアチェンジにつながりません。

特に転職を考えている場合は、現在の業務に縛られない目標設定が必要です。長期的な視点を持つことでエンジニアとしてのモチベーションを高められ、変化の激しいIT業界においても、常に市場価値の高いエンジニアであり続けられます。

達成するまでの期限を決める

目標を立てる際には期限を決めましょう。期限を決めることで、逆算して今すべきことがわかります。

また、期限を意識することで集中力とモチベーションを維持でき、目標達成に向けて努力できます。目標達成までの期間を適切に設定し、定期的に進捗を確認することで、着実に目標に近づけるでしょう。

「長期目線での目標設定が難しい」「現実的な期限の設定方法がわからない」と悩む方は、キッカケエージェントの無料キャリア相談をお試しください。新規会員登録はこちらから。

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エンジニアの目標の具体的な事例

エンジニアの目標には、具体的にどのようなものがあるのでしょうか。ここではエンジニアの目標として、具体例を4つ紹介します。

大企業への転職

大企業では大規模なプロジェクトに携わる機会が増え、また研修制度や福利厚生が充実していることが多く、安心して長く働きやすいでしょう。

大企業へ転職するなら、基本設計や要件定義といった上流フェーズの経験が必須です。上流フェーズの経験が今の会社でできるのであれば、無理に転職せず経験を積むべきです。

しかし、現職でその経験ができない場合は、経験できる企業へと転職する必要があります。現在の会社でどのような経験ができるのか、先輩のエンジニアなどに確認してみましょう。

年収

「〇歳までの年収1,000万円を達成したい」といった、年収をベースに目標を設定するのも良いでしょう。その場合、年収1,000万円を稼ぐためには、どのようなスキルが必要なのか考えなければなりません。

年収1,000万円は、エンジニアのままではなかなか難しいといえますが、ITコンサルタントなら十分目指せます。そのため、ITコンサルタントになるために必要なスキル、経験を考えて、具体的な目標と道筋を立てましょう。

働き方

「自由な働き方をしたい」「残業を少なくしたい」など、理想の働き方を目標に設定するのもひとつです。理想の働き方があればその働き方ができる企業を探し、転職するために補うべきスキルや経験を把握・習得する必要があります。

資格取得

資格取得を目標に、範囲を定めて知識・スキルを習得する方法もあります。資格取得のために勉強することで専門的な知識が身に付き、日常の業務にも活かせるはずです。

ただし最初から難しい資格に挑戦すると挫折する恐れがあり、資格取得までの期間が長くなるため、モチベーションの維持が難しくなるでしょう。まずは取りやすい資格から挑戦することをおすすめします。

大事にしたい価値観が見つかった方は、具体的にどのように目標までの道筋を考えるべきか、キッカケエージェントのキャリア相談で聞いてみましょう。無料の新規会員登録はこちらから。

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中間目標の重要性

エンジニアとしての目標が明確になれば、中間目標も設定してみましょう。中間目標を設定することで、最終目標までの道筋がわかりやすくなるため、目標達成の近道となります。

また、長期的なキャリア目標だけを見据えていると、道のりの遠さにモチベーションが低下する懸念があります。中間目標を設定することで、小さな成功体験を積み重ねられ、モチベーションを維持しやすくなるでしょう。

中間目標を設定したら、年齢に見合った経験を積めているかどうか考えてみましょう。年齢に見合った経験が積めていない場合は、スキルアップのために転職も視野に入れる必要があります。

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中間目標が達成できない場合はどうすれば良いか

中間目標の進捗を確認した際、将来のキャリアのために求めていることが今の会社で経験できないと感じた場合は、転職も検討すべきです。新しい環境で新たな挑戦をすることで、自身のスキルや経験を広げ、エンジニアとして成長できます。

また、現在の環境では難しい目標も、転職によって達成できる可能性があります。より目標達成に近い環境を求めて転職することは、効果的な選択肢のひとつです。また、転職を機に自身のキャリアパスを見直し、新たな方向へ進むこともできるでしょう。

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まとめ

エンジニアとしてより良いキャリアを構築するためには、明確な目標とその道筋となる中間目標を設定することが重要です。目標を持つことで必要なスキルを特定し、モチベーションを高められ、転職の可能性を広げられるでしょう。

目標を設定するためには、目指すべき将来像を描く、重視する価値観を把握する、ロールモデルを見つけるといった方法が有効です。また、プロのキャリア相談を活用することで、より具体的かつ達成可能な目標を設定できます。

さらに、中間目標の設定により最終目標までの道のりを明確化し、小さな成功体験を積み重ねることが重要です。

定期的にキャリアの状況を見直し、目標達成が難しいと感じた場合は、必要に応じて転職を検討することも選択肢のひとつです。新しい環境で新たな挑戦をすることで、スキルと経験を広げ、目標達成に近付けます。

エンジニアとしての目標と中間目標の設定は、キャリアを築く上で欠かせない要素です。明確な目標を持ち、計画的にキャリアを進めることで、理想のエンジニア像を実現できるでしょう。

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