ITエンジニア向け!転職時の面接マナーと注意点

ITエンジニア向け!転職時の面接マナーと注意点

2025.06.16

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面接は就職・転職活動において、応募企業に直接アピールする重要な機会です。履歴書や職務経歴書だけでは伝わらないあなたの熱意や人柄、そして企業への適性を面接官に印象づける場となります。

しかし、いくら優れた能力や経験があったとしても面接マナーが伴っていなければ、貴重なチャンスを逃してしまう恐れがあります。そのため、事前に面接マナーの基本を身につけておかなければなりません。この記事では面接マナーにおいて大切なことを、面接前・入室時・面接中・退室時に分けて解説します。

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面接マナーの重要性

面接マナーが重要である理由は、応募者が社会人としての最低限のマナーを身につけているか確認するためです。マナーが身についていない方を採用してしまうと、社内外でトラブルを起こしかねません。

例えば、社員が営業先で失礼な行動を取ってしまった場合、その取引が無くなり、会社に大きな損失を与える恐れがあります。このようにマナーは形式的なものだけでなく、相手への気遣いや信頼関係を築くために不可欠であり、面接においても採用を得るためには最低限必要です。

ただし面接マナーは、一朝一夕で身につくものではありません。日頃から意識して、正しいマナーを習慣として身につけることが大切です。また面接前に十分準備し、自信を持って面接に臨むことが重要です。もし不安な点や疑問点があれば、キャリアアドバイザーなどに相談すると良いでしょう。

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面接前の準備:万全の状態で臨もう

面接前からマナーを意識して入念に準備することで、万全の状態で面接に臨めます。ここでは面接前に意識すべきポイントを2つ紹介します。

服装と身だしなみは清潔感とTPOを意識する

服装はあなたの第一印象を決定づける重要な要素です。企業の文化や職種に合わせた服装を選びましょう。一般的にはビジネススーツを着用しますが、企業によってはオフィスカジュアルや私服を指定されることもあります。

スーツの場合、色は黒、紺、グレーなど落ち着いた色を選び、シワや汚れがないか確認しましょう。シャツは清潔感のある白を選び、光沢のあるものは避けます。ネクタイは派手すぎないもの、靴は磨いた革靴を着用しましょう。

オフィスカジュアルの場合、ジャケットに清潔感のあるシャツやブラウス、チノパン、スカートを合わせます。ジーンズやTシャツ、サンダルなどは厳禁です。

服装だけでなく、髪型やメイク、靴なども清潔感を意識してください。派手すぎるものや、だらしない印象を与えるものは避けましょう。また、面接前に鏡で全身をチェックし、身だしなみに問題がないか確認しましょう。

特に、髪は清潔感が大切です。男性は短髪にして整髪料で整え、女性は長い場合はまとめましょう。爪は短く切り、清潔に保つようにしてください。

遅刻だけでなく早すぎる到着にも注意する

遅刻は社会人として厳禁です。面接時間に遅れると「時間にルーズ」「準備不足な人」と悪い印象を与えてしまいます。

公共交通機関の遅延なども考慮し、時間に余裕をもって行動しましょう。もし、遅刻しそうな場合はすぐに企業へ連絡し、謝罪と到着予定時刻を伝えます。

一方、早すぎる到着も企業側に迷惑をかける恐れがあります。面接官が他の面接をしていたり、準備に追われていたりする場合があるため、5〜10分前をめどに到着するようにしましょう。

面接は事前準備が大切です。キッカケエージェントでは無料相談を実施しているので、専門のキャリアサポーターに事前の準備について聞いてみましょう。

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入室時のマナー

入室時のマナーは、面接の第一印象を左右する重要な要素です。以下の4つのポイントに注意しましょう。

ノックと入室許可

名前を呼ばれたらドアを3回ノックします。強く叩きすぎたり、弱すぎたりしないよう気をつけましょう。

ノックの後「どうぞ」という返事があるまで待ち、返事がない場合はもう一度ノックして確認します。

ドアの開閉

入室する際は「失礼いたします」と明るくハキハキとした声で挨拶しましょう。ドアを開ける際は面接官に背中を見せないように、斜めに立って開きます。また、ドアノブは静かに開け閉めし、音を立てないように注意しましょう。

ドアを開けた後は面接官に一礼し、ドアを静かに閉めます。ドアを閉める際は後ろ手で閉めるようにし、面接官に背中を見せないようにしてください。

お辞儀と挨拶

入室したら面接官と目を合わせて、名前と「本日はお時間をいただきましてありがとうございます」と感謝を伝えましょう。お辞儀は30~45度が適切です。お辞儀の後は案内された席、もしくは下座の席の横に立ち、着席の許可を受けてから座るようにします。

座り方

着席する際は、浅めに腰かけて背筋を伸ばしましょう。浅く座ることで姿勢が良く見え、積極的な印象を与えます。

座り方は、男性はこぶし1つ分足を開いて座り、女性は膝をつけます。また、男性はこぶしを膝の上で軽く握り、女性は両手を重ねて膝の上に置きましょう。

面接中に注意すべきマナー

面接中は以下のマナーに注意して、面接官とのコミュニケーションを円滑に進めることが大切です。

正しい敬語、丁寧な言葉遣いに気をつける

面接では、正しい敬語と丁寧な言葉遣いを心がけましょう。尊敬語、謙譲語、丁寧語を適切に使い分け、失礼な印象を与えないように注意します。

面接で普段使い慣れていない言葉を無理に使うと、間違った使い方をしてしまう恐れがあります。事前に面接でよく使う表現を覚えておくと良いでしょう。自己紹介や志望動機など、想定される質問への回答を正しい敬語と丁寧な言葉遣いで練習しておきます。

もし言葉遣いを間違えてしまった場合はすぐに謝罪し、正しい言葉遣いに訂正します。「失礼いたしました。~でございます。」のように、謝罪と訂正を同時に伝えましょう。

自信を持って、笑顔を忘れずに相手の目を見て話す

面接では自信を持って話すことが、能力と適性をアピールする上で重要です。自信は姿勢や声のトーン、表情などからも伝わります。背筋を伸ばし、堂々とした態度で臨みましょう。

笑顔はあなたの親しみやすさや協調性を示します。緊張していても、意識的に口角を上げることで表情が和らぎ、リラックスした雰囲気で話せるでしょう。

また、緊張していても笑顔を見せることで、明るく積極的な印象を与えられます。緊張している場合は、その旨を伝えてから話し始めても良いでしょう。

さらに相手の目を見て話すことは、誠実さと自信を示す効果的な方法です。じっと見つめすぎず適度に視線を動かしながら、主に相手の目を見るようにしましょう。複数の面接官がいる場合は、質問した人を中心に他の面接官にも配慮します。

勝手に話さない

面接官が質問していないのに、話し始めるのはマナー違反です。面接官の質問をよく聞き、質問の意図を理解してから答えます。質問の意図がわからない場合は「〜というご質問でしょうか」と確認しましょう。

また、話題を勝手に変えたり、自分の話したいことばかり話したりするのは厳禁です。質問に対して関連情報を追加したい場合は「関連して、〇〇についてもお話ししてよろしいでしょうか」と許可を得てから話しましょう。

質問を途中でさえぎって話し始めることも「人の話を聞かない」と思われる恐れがあるため注意してください。

質問への回答は簡潔すぎないようにする

質問に対して、一言で終わるような回答は避けましょう。結論だけでなく、その理由や具体的なエピソードなどを交えて、わかりやすく説明することを意識しましょう。

簡潔に答えることも大切ですが、短すぎる回答はコミュニケーション能力が低い、質問に対して真剣に向き合っていないといった印象を与える恐れがあります。具体的なエピソードや根拠を交えながら、説得力のある回答を心がけます。

また、面接官の反応を見ながら回答することも大切です。面接官がうなずいたりメモを取ったりしているときは、さらに詳しく説明しても良いでしょう。逆に、面接官の反応が薄い場合は、回答を簡潔にまとめる必要があります。

質問への回答が苦手な人は、STAR法(状況・課題・行動・結果) の活用がおすすめです。これは、具体的かつ論理的な回答を構成するのに役立ちます。

STAR法は、面接で自身の経験を効果的に伝えるためのフレームワークです。

  • 状況(Situation): 経験した状況や背景
  • 課題(Task): その状況で直面した課題や目標
  • 行動(Action): 課題に対する具体的な行動
  • 結果(Result): 行動の結果、達成した成果や得られた学び

STAR法を意識して回答することで、単に経験を羅列するだけでなく状況や行動、成果を具体的に伝えられます。

面接においては自分だけでは気づかないマナー違反もあるため、面接対策を入念に行なうべきです。キッカケエージェントでは、会員向けに無料の転職相談を実施中です。面接対策や事前準備についても相談いただけます。

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退室時のマナー

面接が終了したら、椅子に座ったまま「本日はお時間をいただき、ありがとうございました」と挨拶しましょう。

立ち上がって椅子の横で一礼し、ドアの手前に移動したら面接官の方を向き「失礼します」と言って、再び一礼します。ドアは静かに閉め、音を立てないように気をつけてください。退室する際も、面接官に背中を見せないように注意しましょう。

その他のマナー

面接中は他にも注意すべきマナーがあります。ここでは3つのマナーについて紹介します。

お茶や飲み物はすぐに手をつけない

出された飲み物は飲んでも飲まなくても構いませんが、一般的にはいただくのがマナーです。出されたお茶は「ありがとうございます」と伝えて口をつけますが、面接官よりも先に飲むのはマナー違反です。

お茶をいただく際は「どうぞ」と言われてから飲むようにしてください。面接官に勧められない場合は「いただきます」と伝えてから口に含みます。

また、面接中に何度も飲み物を口にするのも避けましょう。飲み物に気を取られることで、面接官の質問を聞きそびれたり、表情を見逃してしまったりするかもしれません。

出されたお茶を飲み切ってしまうと、お代わりが必要なのかと企業側に思わせてしまいます。すぐに飲み干さずにペースを考えましょう。

名刺を出されたら受け取る

面接中に出された名刺は受け取りますが、原則こちらから名刺を渡す必要はありません。ただし、相手から名刺を求められる場合があるので、念の為現職の名刺を持参しましょう。

面接中、受け取った名刺は大切に扱い、テーブルの上に置きます。また、名刺の内容に目を通し、相手の名前や役職を確認しましょう。

面接後も名刺は大切に保管します。名刺は今後のフォローアップや連絡の際に役立つだけでなく、その企業で働くことになった場合に挨拶しやすくなるからです。

建物を出るまで面接が続いていることを意識する

面接室を出てからも、気を抜かないように気をつけてください。社内では社員が見ている場合があります。

エレベーターや廊下でも礼儀正しく振る舞い、他の従業員とすれ違う際は、軽く会釈しましょう。携帯電話を触ったり、大きな声で話したりするのも避けるべきです。

面接が終わったからといってすぐに緊張を解かず、企業の敷地内を出るまで面接は続いているという意識を持ちましょう。

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まとめ

面接では能力や経験だけでなく、マナーも合否を左右する重要な要素です。面接前には、清潔感のある服装と身だしなみを整え、時間に余裕を持って到着しましょう。

入室時のノックや挨拶、着席の仕方などは面接におけるマナーの基本です。面接中は、正しい敬語と丁寧な言葉遣いを心がけ、自信を持って笑顔で話しましょう。また、面接官の質問をよく聞き、簡潔かつ具体的な回答を心がけることが重要です。

退室時は感謝の気持ちを伝え、丁寧な態度を保ちましょう。面接室を出たあとも気を抜かず、企業の敷地内を出るまで緊張感を保つことが大切です。お茶や名刺の扱いなど細かなマナーにも気を配り、好印象を与えるようにしましょう。

面接ではマナー以外にも重要なことが多々あります。キッカケエージェントでは、転職希望者向けに無料相談を実施しています。面接練習を通して、面接に対する不安を解消しましょう。さらに内定後の退職・入社手続きまですべての工程を徹底的にサポートします。ぜひお気軽にお問合せください。

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